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【MBTI】INFP(仲介者)の妻が、ESTP(起業家)の夫を紐解く。#1

皆様こんばんは、蟹子です。
火曜の夜、いかがお過ごしでしょうか。

今回は、生活のなんてことない一場面を、独断と偏見で読み解いていこうと思います。
熱いコーヒーなど飲みながら、ゆっくりしていってください。



MBTI診断とは

“MBTI診断”ってご存じでしょうか。
“16パーソナリティ診断”とも言われることがありますね。
昨今SNSなどでも取り上げられることが多く、
私の職場でも「MBTI何ですか?」なんて会話が、当たり前に繰り広げられています。

MBTIは以下4項目から構成されており、判断や行動の傾向から、各頭文字をとった4文字が結果となります。

■興味関心の方向ーE(外向型)
                                I(内向型)

■ものの見方ーS(感覚型)
                         N(直感型)

■判断の仕方ーT(思考型)
                         F(感情方)

■外界への接し方ーJ(判断型)
                                P(知覚型)

もちろん、人の性格や性質が16タイプに分類できる訳ではありませんし、
時期によってタイプが変わった、なんて話もちらほら聞きますから、
MBTI診断の結果だけを過信し、何かを判断するのは中々リスキーかと思います。

ですが、診断は長ったらしい質問に何十問も答える訳なので、
血液型や星座、生まれ年による性格診断などよりは、
よっぽど信ぴょう性があるんだと、私はそこそこ楽しんで活用しています。


おてやわら家のタイプ

我が家は夫婦二人暮らしなのですが、
私はINFP(仲介者)、夫はESTP(起業家)です。

この2タイプ、MBTI診断をよくご存じの方ならピンとくると思いますが、まさに、“”真逆“”です。
誤解を恐れずに言うなれば、“陰(INFP)と陽(ESTP)”です。

陰であるINFPは、自分の哲学や世界観、また人への理解と共感に重きを置いており、現実主義というよりは、理想主義です。
しばしば夢見がちな“変わり者”なんて意見も見られます。

一方、陽ことESTPですが、“現実主義”そのもの。合理的も合理的。
“起業家”なんて言われるくらいなので、損得に敏感だったり、
金銭面以外も含めて、利益をしっかりと獲りにいくタイプです。

「まったくその通り!」と一概には言えませんが、
上記特徴を見せ、「蟹子と夫、どっちのことを指しているでしょう?」と、
知り合いに聞いたならば、九割九分が正解を選ぶでしょう。

そんな我が家ですが、このようにはっきりと性格が分かれているため、
生活において意見が割れることもしばしば。。

では、先日実際に起きたシーンを用いて、互いの脳内でどんな会議が行われているのか、
INFP目線で読み解いていきたいと思います。
※すべてのINFP/ESTPに該当する話ではなく、あくまでおてやわら家のドキュメンタリー作品としてお楽しみいただければ幸いです。 めちゃくちゃ個人の見解です。


ことの経緯

先日、我が家では一緒に携帯を変えちゃおう、という話になり(そもそも変えることになったのも、夫から「恩恵を一切受けていない、得体の知れないものにお金を払っているのはもったいない!」といういかにもESTPらしい発信が発端でしたが、その経緯を話していたら一向に公開まで辿り着けなさそうなので今回は割愛します。)、
家の近くに最近オープンした家電量販店に行きました。

休日だというのに店内はガラガラ…。
気持ちばかりのイベントを開催していましたが、どう見てもお客さんよりもスタッフがあふれて居る様子でした。

この時点で私の脳内では、(だ、大丈夫なのか…?オープン間もないのに、なぜこんなにガラガラなんだ…?)と不安な気持ちがうっすらありました。
夫も「全然人いないね(笑)」と笑いながら、お目当ての携帯コーナーに向かいました。

携帯コーナーにつくと、各キャリアの人が行ったり来たり、オススメポイントをひっきりなしにアピールしてきます。
(最近に限った話ではないかもしれませんが、家電量販店って複数のスタッフさんが入れ替わり立ち替わり、リレー方式で案内してくれますよね。)

同志の皆さまならお気づきのことと思いますが、
INFPはこの時点で結構疲れます。疲れ果てます。
恐らく、一生懸命に説明してくださるスタッフの方々の言葉を、
一節も漏らさず聞かなければいけない、という謎の責任感が顔を出すのです。
その結果、後半はほぼ何を言っているのか分からなくなり本末転倒ではありますが。。

その頃夫はというと、「これってこういう事ですか?」「さっきの店員さんはこう言っていたんですが。」「結局どっちの方がお得なんですか?」などと、
ESTPをフルに発揮し情報収集に努めています。
時には、Aキャリアの方にBキャリアのメリットを踏まえて質問するなど、聞きづらいようなこともぐいぐい聞いていました。
スタッフさんも出来る限りのポイント還元や、お得なプランを提示してくれています。

そして一通り聞いて満足すると、「分かりました!一旦検討します!」とあっさり引くのです。
(スタッフさん、本当にお疲れ様でございました。。裏で休憩してください。。)


また別の日。
先日行った、(今後の存続が心配な)家電量販店で得た情報をもって、
別の家電量販店に行こうと提案されました。

さすがに先日の一軒だけでは不安に思ったようです。

二軒目に行ったお店は、先日いったお店とは打って変わって大盛況。
子ども連れのファミリー層から、貴重な休みを使って来たんだろうと窺えるサラリーマン風の男性などで、大賑わい。
商談カウンターもほぼ満席。

そんな中、私たちを担当してくれたスタッフさんは、20代後半くらいでしょうか。
若手っぽいフレッシュさもありながら、落ち着いていて、無知な私でも分かりやすいシンプルな説明で丁寧に対応してくれます。

ここで私の脳内にあったのは、(こういう繁盛店で働くだけあって、さすがだな。信頼できるな。ここにお願いしたいな。)でした。

夫は、一軒目で得た料金プランも容赦なく伝え、「どっちがお得ですか?」と、ダイレクトな質問も交えながら話を聞いていきます。

説明も終盤になり、いよいよ機種の色はどうするか、などの最終局面に入りました。
料金面も一軒目と遜色なく、夫もさぞ納得しているのだろうと思っていたのですが、
ここで夫が一言。

「分かりました!一旦持ち帰らせてください!」


・・・え??
待て待て。2時間説明してもろてるぞ。。?
なぜ??なぜなの???
(怖くて顔を見れませんでしたが、多分担当のスタッフさんも同意見だったと思います。)

帰りの車内で話を聞くと、なんともう一度一軒目のお店に行くと言うじゃありませんか。

数日後、私は仕事の関係で同行できなかったのですが、
その日夫は、一軒目のお店に行った後で、やっぱり二軒目のお店で携帯を契約してきました。

分かります。
マジで何がしたいんだ、という皆様の総意。
私も例外なく同じ気持ちでした。

それではここから、その後聞いた夫の証言と私なりの考察を踏まえ、その寄行を紐解いていきたいと思います。

何にお金を払うか

結論から申し上げると、夫はシンプルに1円でもお得な契約条件を求めて、
二軒をはしごしたと言います。

夫の行動指針はこうです。

一軒目に行く。ガラガラだなー。(それ以上の感情はない)
             ↓
料金プランとポイント還元については悪くないが、念のため他にも見てみよう。
            ↓
二軒目に行く。繁盛してるな。(それ以上の感情はない)
            ↓
料金プランとポイント還元について、一軒目とあまり変わらないな。
            ↓
一軒目にこの内容を伝えたらもう少し頑張ってくれるだろうか。
二軒目には一軒目のプランを伝えた上での料金だったし、フェアじゃないかもな。
           ↓
一軒目にもう一度行く。
           ↓
思ったより頑張ってくれなさそうだ。やっぱり二軒目にしよう。
           ↓
二軒目で契約。


このような会議が彼の脳内で行われていたようです。
書き起こしてみるとよく分かるのですが、夫は繁盛しているかどうか、
またスタッフの説明がどうだったか等の情報に左右されず、
自分の目的遂行(今回であれば、納得のいくプランで料金を安くする。)のみを目掛けて行動しているのです。

私は、この一連の流れにおいて、途中「お店が繫盛しているかどうか」「スタッフさんの対応力」などの副産物に気を取られ(もちろん判断基準として間違っている訳ではない。)、元々の目的である「納得のいくプランで料金を安くする。」からは若干遠のいてしまいます。

ですが、私からすれば、「お店が繫盛しているかどうか=安心材料」「スタッフさんの対応力」などの付加価値にこそお金を払いたいという思いがあるのです。

INFPとESTPはここが大きく違います。
今回はお金という分かりやすいテーマでしたが、この内容はお金以外にも応用できます。
それは「自分が割く時間」だったり、「労力」も例外ではありません。

今何を目掛けて行動しているか、その本質によくよく注目してみると、ESTPの行動は今よりも少し理解できるのかもしれません。


最後に

いかがでしたでしょうか。
MBTI漫談(?)、喜んでいただけたら今後も定期的に書きたいと思っています。
(おてやわら家のネタはつきませんが、夫婦以外の、例えば職場でのMBTI漫談もご希望があれば検討しています。)

真逆な我々はこれからも、時に互いに戸惑いながら、時に互いを考察しながら、背を合わせて似てない者同士360度の視野で歩んでいくのだと思います。

INFPの方、ESTPの方、(以外の方も!)共感できることはありましたか?
是非コメントにて皆様のMBTIもお聞かせいただけると嬉しいです。

それでは今回はこの辺で。
何卒、よしなに。



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