私も許されたい
夫が鬱になってもう5年以上。
無職になってからは4年半くらい。
こういう言い方は人格を疑われそうで言いにくいのだけど、仕事も行けず、家事もできないことが多々あって家は汚く、ご飯も「肉と野菜の炒め物」一品+白米の日がほとんどで、私はそれを許しているつもり。
「許す」なんて権利は私にはないとも思うし、人に対して「許す」なんておこがましいと思うけど、他になんて言えばいいのかよくわからない。
とにかく私は多々不満はありつつも、夫と一緒にいることを選んで今日も過ごしている。
でもね、確かに私が選んだことではあるけども、文句を言いたい日だってある。
毎日毎日、不機嫌そうな夫。
ご飯を食べていても咀嚼しながら目を閉じてしかめつら。食べてるときに目を開けている体力すらおしいのか。年寄りか。
それは不機嫌なわけではなく、しんどいだけだと何度も何度も聞いてわかってはいるけれど、それでも「怒ってるの?しんどいの?」と確認したい時だってある。
だって本当に毎日不機嫌そうで。
私のことなんて好きじゃないんだな、私と一緒にいても楽しくないんだな、一人じゃ生活していけないからATM兼家政婦扱いされてるのかなと、ふと頭をよぎる日もある。
それを言葉で確認されることも夫にとって苦痛なのかもしれないけど、私もそれくらい許してもらえないだろうか。
夫が鬱で働けないのはしかたない。
私が不安になって確認するのもしかたない。
夫は寝込んでいる時間が多くて家事がままならないのはしかたない。
じゃあ私が、仕事と家事でいっぱいいっぱいで、イライラするのもしかたないと思ってもらえないだろうか。