全国の家庭や団体へ支援を行うおてらおやつクラブの活動には、各地の活動拠点となる賛同寺院さまは欠かすことのできない大切な存在です。
賛同寺院の皆さまは、どんなきっかけで活動に参加してくれたのか。どのような考えを持って活動に取り組まれているのか。活動を通じて何を感じ、どう変化したのか。日頃は表にでることの少ない「お寺の想い」をインタビューし、より多くの方にお届けしていきます。
第2弾は、東京都 宝林寺(ほうりんじ) 羽田慶仁(はた・けいと)さんにお話を伺いました。
(第1弾の寺院インタビュー 壽徳寺 松村妙仁さんの記事はこちら↓)
—おてらおやつクラブに協力しようと思ったきっかけはなんですか?
—羽田さんが活動に関わってくださって5年も経ちますね。本当にありがたい限りです。おてらおやつクラブに参加する5年前と比べて羽田さんご自身が変わったことはありますか?
—色んな事が重なり羽田さんの意識を変えるきっかけとなったんですね。5年前と比べて地域の方との関わりで変わったことはありますか?
—ご寄贈を全国の家庭・団体に広く届けるためには全国のお寺さまに受け入れていただく必要があるので、宝林寺さんには本当に助けていただいています。でも保管スペースの問題などでお困りではないですか?
—そう言っていただけるとありがたいです! 今後もよろしくお願いします。宝林寺さんでは「寺子屋宝珠庵」という学習支援活動も実施されていますよね?
—5年間の活動の中でたくさんの方との出会いが生まれたんですね。とくに印象的だった出来事はありますか?
—日本では「見えない貧困」が多いと言われているので、貧困状態にある家庭の存在を実感しにくいと思います。近くの家庭におすそわけを送ったことで、困りごとを抱える家庭がすぐそばにいるのだと実感してもらえて嬉しいです。今後も羽田さんには長く活動に関わっていただきたいと思っていますが、引き続き活動で大切にしていきたいことはありますか?
—無理なく持続できることが重要ですよね。お寺の習慣も持続が難しくなってきているのですか?
—羽田さん、教鞭をとっておられるんですね。生徒の方にも伝えたい「人間の根本の課題」とは何ですか?
—なるほど、社会課題に向き合いたいという思いは、おてらおやつクラブの活動に積極的に参加されていることともつながってきますね。羽田さんのおてらおやつクラブの活動以外の部分やお人柄が伺えてよかったです。では最後に、まだおてらおやつクラブに参加されていないお寺さまへメッセージをお願いします。
困りごとを抱えるご家庭からの「たすけて」の声に応えていくためには、より多くのお寺さまのご協力が不可欠です。全国のひとり親家庭に「おすそわけ」を届けるため、引き続きお寺さまのご参加をお待ちしております。
▼ おすそわけの発送以外で関われることはこちらをご覧ください。
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