【2024年12月号】ひとり親家庭から寄せられた「声」
おてらおやつクラブには日々、全国のひとり親家庭のお母さん・お父さんから沢山のメッセージが届きます。日本の子どもの貧困問題は見えにくいという課題があり、困りごとを抱えるご家庭の「声」は見過ごされがちです。
お母さん・お父さんから寄せられたメッセージの内、掲載許可をいただいたものをいくつかご紹介します。それぞれが「子どもの貧困問題」の現状に思いをはせ、自分にできる支援の形を考えるきっかけとなれば幸いです。
お母さん・お父さんからの声
たくさんのフルーツが入っていてとても嬉しかったです。スーパーで買い物の際、肉・魚・野菜たまにお菓子を買いますが、フルーツはどうしても値段が高く日持ちもしないという事でなかなか購入しないので、娘もとても喜んでいました。
（山口県のお母さん／お子さん１人）
今回同じシングルマザーの友達にお金がなくて本当に厳しいという話をしたところ、こちらを紹介していただきました。すぐにおすそわけが届きとても感謝しております。
お米もあと１合あるかないかでしたので、お米が入っていてそれだけでも三千円以上助けていただいております。
あとは普段高くて絶対買わない果物。子供に食べさせたいと思います。パスタとソースは本当に助かります。
これから冬休みに入り給食が無くなるのでお昼ご飯が必要になります。給食は母子家庭ですので中学校でも無料で食べさせてもらっています。長期休みはお金がかかり悩みの種でもあります。
クリスマスパーティーができるような特別なピーターラヴィットのお皿も思わず可愛いと声に出してしまいました！お菓子もたくさん入れていただきこれでクリスマスパーティーが出来ます！
生活困窮者には心の支えになります。本当にありがとうございます。開けたとき涙が出ました。丁寧な箱詰めも嬉しかったです。
（京都府のお母さん／お子さん２人）
高くて買えない果物、のり本当にありがたく嬉しく思います。長いこと買えないからと果物を買わなかったら、子供達が果物を食べることを忘れてしまったようで、親としてとても責任を感じています。少しずつ大切に子供達に食べさせてあげようと思います。
お米も高くて高くて。本当にありがとうございます。
（鳥取県のお母さん／お子さん２人）
事務局員コメント
物価高騰が続くなか、特に果物は手が届きにくいというお声をたびたび耳にします。おてらおやつクラブのおすそわけは、全国から寄せられるおそなえによって成り立っています。そのおかげで、普段買いづらいものも一緒にお届けすることができます。皆さまの温かなご支援が、心温まるひとときを運んでいます。
子供達と一緒におすそわけを開けました。とても大喜び。年末から子供達が次々とインフルにかかり、ずーっとお家時間。今一番最後に私もなり、そんななか届けてくれて、とても心があたたまりました。
（香川県のお母さん／お子さん４人）
年末のご多用中お送りくださり、感謝です。12月中旬子どもたちとともにインフルエンザに罹ってしまい、体調も心も弱りきり、ようやく持ち直してきたところで……。それもありワクワクしながら封を開けました！
また、普段お寺や神社に参拝しておりますが、「おてらおやつクラブ」さんと関わる方からの“お裾分け”は、いつもとはまた違うあたたかさをいただきました。誰かとつながっていることで何と言いますか不安が和らぎます。
来年に向けて再び健康を取り戻します！
（神奈川県のお母さん／お子さん２人）
先週から娘がインフルエンザに罹り、そのまま私も移ってしまい１週間程仕事も行けず、お家で過ごしてました。たまたまそんなタイミングに「おてらおやつクラブ」からのお裾分けが届き、嬉しすぎて涙が出そうでした。
クリスマスの時期なこともあり、サンタブーツのお菓子が入っていたので娘はサンタさんが送ってくれたのかなぁ〜？と🤭 本当に嬉しかったです。ありがとうございました👏🏻✨
（埼玉県のお母さん／お子さん１人）
事務局員コメント
今年の冬は、インフルエンザが各地で大流行しており、多くのご家庭から体調を崩されたり、看病に追われたりといったお声が届いています。そんななか、「おすそわけが届き、心が温まりました」「笑顔が戻りました」とのお言葉をいただくたびに、私たちも胸が熱くなります。 いつもご支援くださる皆さまも、寒さ厳しい季節が続きますので、どうぞ体調にお気をつけて、穏やかにお過ごしください。
シングルマザーで子ども３人。物価高で、生活苦、１日１食です。スーパーの買い物はモヤシ、豆腐、肉は胸肉1択のひもじい生活が続くなか、2年前に手術に入院を２回、去年は難病宣告、収入は１/３とかなりの生活苦ですが、こういう活動がもっと知れたらなぁと思いました。
物資は正月後という事もあり、お餅が入っていました、お餅自体高くて買いませんが、そもそもお餅を食べるという習慣がないので、我が家は誰も食べないのですが、長男が帰って来る時にお土産で持ち帰らそうと思います。
果物も高価で普段買えないので、ありがたかったです。こちらも、母にもお裾分けしてあげたいと思います。
（山口県のお母さん／お子さん２人）
お米の価格が高止まりする中、米を購入する際はため息が出てましたが、今回、このようにお米を送ってくださり、とてもうれしい思いでいっぱいです。
また、お餅と餡が入っていたことにも、とても感謝しています。少し安心してお正月を迎えられそうです。
（宮城県のお母さん／お子さん２人）
娘と開封したのですが、わー！と声が出ました。お米やお餅、あんこまで入っていて、お正月らしくとても嬉しく助かります。
我が家は、普段付き合いをするような身内もなく、年末年始も家で過ごします。私も仕事で出なければなりません。あたたかいお手紙とともに届く荷物に、ほんとうに励まされます。
（宮城県のお母さん／お子さん２人）
事務局員コメント
新年明けましておめでとうございます。昨年もたくさんのご支援を賜り、心より感謝申し上げます。皆さまのおかげで、たくさんの「おすそわけ」を届けることができました。 本年も、一人でも多くの方の暮らしに温もりと希望を届けられるよう、一層心を込めて活動に取り組んでまいります。皆さまの変わらぬご支援をいただけますと幸いです。
＊困りごとを抱えるご家庭からの「たすけて」の声に十分に応えていくため、継続的に活動を支えてくださるマンスリーサポーターを募集しています。
継続寄付ご案内の専用ページを立ち上げ、私たちが過去に受けとったお母さん・お父さんからのメッセージをもとに編集した、３人のお母さんのエピソードをつづりました。
ぜひ以下URLよりご一読のうえ、お力添えいただけますと幸いです。
https://otera-oyatsu.club/monthly/
