ワールドトリガー感想 244話 ジャンプSQ9月号

諏訪による明日の方針の話から。

今後大勝ちするには労力がかかりすぎると踏んで、課題消化に注力して省エネでメガネ軍師。
思い切った戦略の押し付けが通用するのは初日のみで、2日目からは「読み」が発生するためここに時間かけるのは効率が悪いらしい。
二宮、若村隊はトリオン能力の高い千佳とヒュースのお陰で駒の性能に幅があり有利だとか。
与えられた駒の性能と時間はほとんど同じだから、効率の悪さを考えて必要なとこにリソース割くって大事だよね。

二宮隊は絵馬主導でシミュの振り返り。
A級にいただけあってセンスのある方針とその根拠にロン毛が唸る。
振り返りと方針を示す流れは諏訪隊と同じだけど、差別化の強みがある二宮隊は、その強みを対策してくる相手の出方を読んだ上で勝ちに行く流れ。
B級は真面目だから対策する、負けないために。
A級は奇をてらう、勝つために。
A級とB級の違いは「勝ち」に比重を置いてるかどうかなのかもしれない。
隊長として活躍の場を与えるためであろう指示にも噛みついていく14歳
中々思ったようにいかず見たことない顔で呆れる20歳大学生。

水上隊も振り返り、主に諏訪隊の戦略の分析。
照屋ちゃん負けず嫌いでかわいいね。
見た目のトリックという手札は同じだったけど、試合順によって対策されていたか。
わかってるけどわかってないフリをする嘘つきブロッコリーに翻弄される照屋ちゃんかわいいね。

一方インテリヤクザが凹んでいる来馬隊。
隊長として中途半端だったことを反省できるの偉い。
ワートリのキャラはどいつもこいつも学習能力が高すぎる。
強い勝ち筋を押し付けあっていた初日は対応型がうまく機能しなかったけど、読み合いになる2日目以降は対策されても動けるから確かに強みが出てくるかも。
落ち込む弓場にコアラが吹っ掛ける、このコンビいいわ~親分と舎弟?
コアラのコミュ力が高すぎる、こういう後輩いたら可愛がるよね。

北添隊も反省と方針決め。
上でも書いたけどA級は勝つための本質がわかってるんだろうなぁ。
課題に労力をかけるべきというのは諏訪隊と同じだけど。
チームを引っ張るイニシアチブを実質握ってるのがA級の菊地原で、北添はなあなあになってるなぁ。
これまで隊長がきちんと方向づけてきたかが、今の課題に対するモチベーションの差に繋がってる気がする。

最後に本命の若村隊。
若村で始まって若村で終わる振り返りが、同じメガネの修と比較する流れに
玉狛だけ特別なことをやってるわけではない、言うまでもなく才能なら若村のほうがある、環境も才能も上回っているのになぜ結果に差が出ているのか?
個人的に思う若村と比較した修の強みは
・勝ちのためにリスクを取れる
・自分に出来ることを基準に物事を考えている
・強い目標意識がある
かなと思ってました。
前半絵馬がした話がまんまそうで、「勝ち」のために動けるのが修で
「負けないため」に考えて動けない若村、A級B級を分けるスタンスの差がそっくりそのまま違いなのかなと。
修は「自分にできるのはこうだ」で動いてる、逆に若村は常に「こうできたらいいのに」と考え落ち込むとか。
期限のはっきりしてる「遠征」という目標、そもそも若村は何を目指してるんだろう?っていうのもある。
つまるところ、動き出すまでのスピード感なのかもしれない。
トリオンを文明の基としているネイバーのヒュースは分担課題に強そうなので、ヒュースによるメガネ比較を糧にして頑張ってもらいたい。
若村の悩みが他人事だとは思えないんだ……俺は……

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