ワールドトリガー感想 239・240話
2025年2月4日に発売されるワールドトリガー28巻分の感想を、どうせだから全部書ききりたいという思いでざっと書く感想です。
先の分まで読んだ状態でこれを書いていますが、極力先のことに言及せずに書いてみよう。
239話
各隊がトリオン兵を作っている流れ。
「用途や目的を定めずに何かを作るのは難しい」
特別課題もある意味運営の配慮だという王子が、自身の能力を拡張させる用途でトリオン兵を作っていて感心する。
自由だぞ!ほら好きに作れ!と言われても、普通に困惑するし、『試験なのだから何か正解があるはず…』と考えてしまって手が止まってしまうこともありうる。
自由なりにある程度の道筋を課題を通して示しているんだと、それに気づいて行動に反映させる王子も頭が柔らかいし、洞察力があるよね。
ランク戦の目的を考察する特別課題の時にも、上層部が感心する目の付け所を見せた王子。シンプルに頭が良いのかもしれない。
肩に乗せて自動で攻撃させたり、ジェットパックをつけたりと、自立型の戦闘ロボ以外の発想で作っているところが面白い。生駒はうんこを作ってる場合ではない。
発想といえば、柿崎隊の太一の得意分野。救護用トリオン兵を作るという発想は無かったな~
戦って勝つための兵士を作る流れで、被災したときのことを考えたロボットに考えが行くところにこの男の発想力の強みを感じる。
トリオン兵が兵器利用される前は、元々輸送目的で作られたものなのではないか?という推測も、普段のそそっかしい様子から想像できない鋭さ。
確かに遠征艇もトリオン兵の形状だったよな~
どんな人にも強みと弱みがあって、ワートリはメリハリがあるというか、両方の魅せ方が巧みだなと毎回思わされている。
変わった戦闘シミュに頭を悩ませる嘘つきブロッコリーこと水上。
片桐も言うように、自分で考えたいヤツと、指示されたほうが動きやすいヤツそれぞれの性格を考慮して今回は立ち回っている。
悩みを吐露する風を装うことで、見た目でブラフをかける方法に気づかせる。
できれば自分で考えるヤツになりたいんだけど、指示されたほうが責任感じなくて動きやすいな~って思っちゃうな~
管理職用の部下のマネジメント本みたいなになってきたな……
狙って引き分けにする方法に気づいた若村隊。
他の感想を漁っているときに、この引き分けにする方法を見かけて『よう思い付くな~』と思った当時。まさかの作品内でも言及。
勝たないと差が縮まらないから、基本的にはナシだけど、使い所はあるという評価。
下位グループと談合して上位を潰すならという案に、義理を理由に拒否する人情の男ジャクソン。
そんなん言ってる場合かよと思わなくもないけど、そこが若村の良いところでもある。
ヒュースのトリオン量で作れる駒だから実現できる戦術で、相手を動かすこともできると気づいた若村に成長を感じてなんかいいよな……
まぁマップを選んで相手動かすみたいなことは、我らが真面目メガネが第2戦の時点でやってたことなんだけど……
240話
特殊すぎて嘘か本当かわからんSE「猫可愛がり」持ちの真依さんが寝っ転がるところから始まる240話。トリオン体に尻尾まで生やしている。
颯爽とカロリーメイトを差し出す男宇野。こいつのSEも特殊で早く戦闘を見せろやと思っている2隊である。
若村隊視点でトリオン兵を運用しての戦闘シミュが開始。
爆撃機(カナダ)という謎のネーミングはさておき、順調に勝てていて若村フリークの俺も鼻が高い。
初戦は相手が何をしてくるのかわからない以上、特殊な勝ち筋を相手に押し付けるほうが強いとヒュースも気づいていた。
二宮隊のクソデカオブジェに笑い、千佳作のトリオン兵「遊真くん」の見た目と名前に涙する。
見えているトリオン兵が狙撃型ばかりであるということに、同じく全員狙撃手で構成されている隊にいる半崎が言及するのがなんかおもろい。
見た目に騙されて牽制されるも、どっしり構えて引き分けに持ち込む。
カナダ人が頼もしすぎ~
240話はほとんど戦闘だったので書くことがねえな!
そして問題の諏訪隊戦に続くのであった……