漫画原稿持ち込み体験談 その2
お久しぶりです。
先日、私の持ち込み体験談その1を投稿させていただきましたが、今回はその続きを書いていきたいと思います。
私が2回目に持ち込みをしたのは、東京を離れ地元に帰った年の夏でした。
大学を卒業して働きながら漫画を描いていた私は、はじめての受賞以来、担当編集とも打ち合わせをするでもなく、それ以外の賞を取るでもなくうだつの上がらない日々を送っていました。
これからどんな漫画を描こうかと悩んでいる時、ちょうどライブを見に東京に行く予定があったので、原稿はできてないもののネームを持ち込もうと思い立ったのです。
そこでA社のC誌に電話してみるとネームでもオッケーとのこと。
その時思ったのですが完成原稿がなければネームでも良いという編集部は意外と多いと思います。
よし、じゃあ行こう、ネーム持ち込んでアドバイスもらおう、と意気込んでいきました。
そして持ち込み当日。
その時は若目の新人ぽい男性とその先輩のような方が2人で見てくださいました。多分新人の指導的な感じで2人できたのかなと、後々になって思いました。
そのとき描いて持っていったのは、妖怪の女の子とヤンキーのラブストーリー。
そのネームを書く前に何かの番組で漫画家さんが作品を読むスピードを調節するとおっしゃっていたので、コマ数とか文字数の緩急をつけて作品を作ったつもりでした。
しかしそれが良くなかったようで。
まず文字数など説明を削ること。説明が長いと読者は読む気を無くしてしまう。なるべくシンプルにわかりやすく。ということでした。
これについては私も今となっては完全に同意見で、導入部分が説明になってしまうような漫画はもう読者を置いてけぼりにしてしまうのでその構想自体ネームに起こさないようにしています。
あとは画力。これはもちろんです。絵が上手い方が良いというか、下手にしても世界観に合った絵柄でも良いと思うのですが、そこまでは達すること。
そして力のある画面を作ること、などを言われました。これついては新人で名前も売れてない漫画を読者は絵柄とかぱっと見で読み出すから、見開きで魅力のある画面を作ってください、というような感じでした
その時はネームの持ち込みだったので、もちろん名刺を渡されるわけもなく、終了しました。
個人的にネームで持ち込むよりも完成原稿で持ち込む方が得るものは多い気がします。
短いですが2回目の持ち込みの思い入れはほとんどないので、ここら辺で以上になります。
ありがとうございました!
また近々その3を出したいと思うのでよろしくお願いします!
漫画家志望のみなさん!持ち込み行きましょう!!
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