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内部管理体制構築の第一歩

こんばんは、大手町くずろうです。

今日は、「内部管理体制構築の第一歩」について考えてみたい。

実はベンチャーCFOは意外にもこんなことに困っていたりする、たぶん。

社内のネットワークのダウン、ファイルサーバのダウン、PBXがダウン。グループウェアがダウン。停電対応。回線増強。冗長化。データバックアップ。シャードIT。BYOD。情報セキュリティ。顧客からのDD。PC発注。モニタ発注。複合機リース。社給スマホ。IT資産管理。在宅勤務環境構築。オフィスの拡張。増床。引っ越し。入退出管理と勤怠管理。重要ファイルの操作ログ。フォルダのアクセス権限。人事異動に伴う諸々のサービスの設定変更、諸々のID管理。

内部管理体制の整備の第一歩はIT?

業務プロセスと情報システムは密接に結びついている。IPOをみすえて内部管理体制の整備を行う上で、まず情報システムの憂いはなくしておきたい。情報システムが紐づかない業務プロセスはもはや存在しない。次世代CFOやデジタルCFOという言葉もそれを示している。

IPO準備はCFOに課せられた特命プロジェクトである。現業をやりながら、このプロジェクトを推進するのはなかなかしんどい。そのため、CFOと管理・経理部門等の間にCFOの業務支援としてのプロジェクト事務局(=PMO)が必要となる。

PMOは、非常にマルチな活躍が求められる。プロジェクト管理はもちろんだが、スポット的なIPO実務は膨大でありそのサポートもしなければならない。また、「IT全般統制」や「IT業務処理統制」など、なにかと情シスに関係することが発生しがちであり、ITリテラシーの高さも求められる。

情シス機能はPMOに内包せよ

さて、ではこの情シス機能はどうしたらよいか。個人的には、いまの情シス担当(専任ではないかもしれないし、CFOその人かもしれないが)とアウトソースのハイブリッドで対応するのがよいと思う。アウトソースは情シス担当を追加で1名採用するよりコストメリットがあり、また、IT全般に関する情報収集のインターフェースにもなる。また、体制上は情シス機能は管理・経理部門等と並列に配置するのではなくIPO準備期は、PMOに内包してしまったほうがやりやすい気がしている。

なお、情シス機能とはいっても、CTO機能をアウトソースするということではない。CIO機能の一部である情報システム関連業務をアウトソースするということだ。ベンチャーCFOが内部管理体制を整備していくとき情報システムに関連するタスクは意外にも負担になる。いまは、サーバはクラウド化され、クライアントもクラウド化され、ネットワークもクラウド化される時代なのだからコーポレートITとしての作業タスクだってクラウド化(=アウトソース)されたっていい。

とにもかくにもまずは、この情シス機能を意識して内部管理体制構築の第一歩を踏み出すことをおすすめしたい。

以上、大手町くずろうでした。

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