酷い日記
27歳にもなって、面倒臭い女ムーブかました。
誘って、乗ってくれかけたところを断って、後から文面で軽率過ぎる好意を口にして、酔いが醒めたら許して欲しい。
なんて気持ちが悪いんだ。
お酒を飲んでいて、自制が効いてなかったなんて最悪な言い訳しかできない。
2年、異性と距離を取った。
自分の舵が前より取れていると思っていた。
全然そんなことはなかった。
マッチングアプリを駆使して、いろんな人とデートをしていた2ヶ月間を過ごした。
好意を伝えられても、時間を取って、自分の恋人として迎えたいか考えて、ひとり、またひとりと手放していった日々を送っていたから、
「性欲とか淋しさとか不安とかそういうのに負けずに冷静に判断ができるようになった」と自負していた。
全然そうじゃなかった。
弱いままだった。
好いた人によく似た人、
働き方がかっこいい人、
不安定な精神状態、
楽し過ぎるお酒の席…
「重なっちゃったから仕方ないじゃん!」
なんて甘えたことを言える年齢じゃない。
恥ずかしくて仕方ない。
良くない。良くないよ。
何が1番良くないって「好き」とか言っちゃうのが良くない。
1番素直な時に溢れ出ちゃうシンプルな「好き」を受け取る時、胃もたれしちゃう。
セックス中の「好き」の重さが唐揚げ1個分くらいに対して、セックス断った後の「好き」はチャーラー定食くらい重たいじゃないですか。
だってセックス中の「好き」なんて溢れ出た母性みたいなとこあるけど、セックスをわざわざ断った後に出てくる「好き」なんて結構マジじゃないですか。
そんな重たいワードを27目前にして「淋しい」とか「カッコいい」とか「楽しい」にかまけて口に出したのがほんとに気持ちが悪い。
断片的な記憶と、自分の履歴を遡って、
「お酒と、自分の人生との向き合い方を改めなければいけないな」と思った。
しゃんとしなきゃ。