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【逆質問のコツ】意識すべき3つのポイント【5,000字】

こんにちは!
就活戦略や英語学習について発信しているOTです。
(何かとバタバタしており、2ヶ月ぶりの投稿になってしまいました...)

今回は、面接で好評価につながる逆質問のコツをお伝えします。

ここ3ヶ月くらい、26卒就活生と壁打ちをしているのですが、逆質問を軽視している方が多い印象を受けています。

しかし、逆質問は面接終盤の印象づけにつながるため、パーソナル質問・志望動機ほど優先度は高くなくとも、相応の準備をしておくべきです。

実際、私は某企業で内定後にフィードバックをいただいたことがあるのですが、

終始、志望度の高さを強く感じた

逆質問も含むはず

と伝えられました。

このことから、「逆質問は志望度のチェックに一定使われているのでは?」と考えています。

ぜひ本記事を参考に、逆質問でも志望度を伝えられるようになってください!



逆質問の位置づけ

そもそも、なぜ逆質問は存在するのでしょうか。
個人的には、大きく2つの理由があると考えています。

1.企業への理解を深め、ギャップを解消する

これは「企業が逆質問を設定している理由」とも言えます。

採用に莫大なコストがかかっている以上、企業側はなるべく内定辞退者を出したくないと思います。
また、入社後のミスマッチによる早期離職者もなるべく出したくないでしょう。

そこで逆質問の時間を設けることで、就活生に対しインターネット上で見つけられない情報を提供し事前にミスマッチを防ぐ狙いがあると思われます。
(企業側が意図した通りに逆質問が機能しているかは何とも言えませんが…)


2.志望動機の強化/次の面接で使う逆質問の材料集め

これは「就活生にとって逆質問が重要になる理由」です。

1つ目の理由で述べたように、確かに企業と就活生のミスマッチ解消の意味合いもあると思うのですが、なんだかんだ逆質問には暗黙の了解が存在し適切に機能していないと感じています。
というのも、例えば皆さんも「福利厚生に関する質問をすると印象が悪いので避けましょう」といった言説を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

このような背景もあり、多くの就活生は「とりあえず無難な逆質問をして、踏み込んだ質問は内定後に聞こう」というモチベーションだと思います。(私もそうでした)

ですので、とりあえず「逆質問は志望動機の強化、次回以降の逆質問の材料集めのために存在する」と覚えておきましょう。

特に、理系院生や編入生のように時間的余裕が無かったり、地方在住で身近に内定者・OBOGがおらず情報源が限られる人は、逆質問の使い方が就活攻略のカギになります。

これからお伝えする逆質問のポイントを実践すれば、面接時に「御社の○○さんから伺ったのですが~」といったフレーズが自然と出せるようになり、OBOG訪問を行っている学生と遜色ない強固な志望動機が作成できるようになります。


逆質問のコツ

ここからは、逆質問のコツをお伝えします。
ポイントは3つあります!

1.面接官の年次に合わせて質問する

私の場合は面接官のパターンを

・若手社員
・マネージャー(管理職)
・パートナー(役員・部長クラス)

に分けて質問を用意していました。

というのも、年次や役職によって当然答えやすい質問は変わってきます。
具体的な回答を得られれば得られるほど、会社への理解が深まることはもちろん次回以降の面接の材料が集まりますので、面接官の属性に沿った質問を行うことがポイントです。

それを踏まえたうえで、各パターンごとに私がしていた逆質問を紹介します。

a.若手社員への質問

若手社員に対しては、入社理由や就活の軸、入社前後のギャップ等を中心に聞いていました。
特に入社2~5年程度の方であれば、少なからず就活生時代の視点・記憶を持ち合わせているかと思います。
そのため、「どんな軸で就活をしていて、最終的に御社に決めた理由は?」「入社前後で何かギャップはあった?」ということを聞いていました。

また、「入社1~2年目に意識していたことは?」等の質問も良いと思います。
これを聞いておくと、次の面接でキャリアプランを聞かれたときに「入社1~2年目はxx(ここで得た情報をベースにしながら)を意識しながら業務に取り組み、3~5年目には○○として…」といったように、志望動機の解像度が一段階上がります。

とにかく、若手社員だからこそ答えられる質問をするのがポイントです。

b.マネージャー(管理職クラス)への質問

年次で言うと、5~15年くらいの方が該当するかと思います。

マネージャークラスの方に対しては

・部下の育成/指導で意識していること
・伸びる若手の特徴
・マネージャー特有の難しさと意識していること
・入社してから、会社の変わったところ/変わっていないところ

等を聞いていました。

若手社員とは異なり、マネージャークラスになると部下の育成やチームのマネジメントといった役割を担っていると思いますので、その役割を踏まえた質問にするとかなり具体的な回答を得られると思います。

そのうえで、その回答をベースに志望動機の解像度をさらに上げていきましょう。
先ほどのキャリアプランの例を使うと

入社1~2年目はxx(若手社員から得た回答をベースに)を意識しながら業務に取り組みたいです。そのうえで3~5年目には○○を意識してxxな成長を遂げ、10年後にはxxなマネージャー(マネージャーから得た回答をベースに)として貢献したいです

とすると、かなり具体的になりますよね。

そして何より、現場社員の1次情報をベースにしているので説得力があります。
「そのキャリアはうちでは難しいよ?」等と突っ込まれる心配がないので、自信をもって話せると思います。

c.パートナー(役員・部長クラス)への質問

恐らく、このレベルの方と面接をするのは最終面接になるかと思います。
ですので、次回以降の面接を見据えた材料集めというよりは、「いかに熱意を見せられるか」という観点から逆質問を作りましょう。

具体的には、入社までにやるべきことや、○○職で活躍する秘訣などを聞いていました。

その際、入社前提で質問することが重要です。
例えば、入社までにやるべきことであれば

御社に入社するまでにやっておいたほうが良いことがあればお聞きしたいです。
以前、御社の○○さん(1次、2次面接を担当された方の名前を出しながら)に同様の質問をした際にはxxとアドバイスをいただきました。
そこで、現在は○○を意識しながらxxに取り組んでいるのですが、xxさん(最終面接担当の方)から見てこの取り組みに違和感がないか/もし他にやっておいたほうが良いことがあれば今すぐ実践したいので教えていただきたいです。

と質問すると、熱意が伝わりますし、具体的な回答を得られます。


補足ですが、各年次ごとに最低5個は事前に質問を考えておきましょう。
また、あわせて面接官の年次や所属、事業領域も可能な限りメモしておくとスムーズに逆質問を行えると思います。
最初に自己紹介をしてくださる方が多いと思いますので、忘れずにメモしておきましょう。

以前、別の記事で「早期にベンチャー企業の選考を受けて就活の雰囲気を知ることが大事」とお伝えしましたが、早期にベンチャー企業を受けることには、こうした「就活感覚」を養う意味合いもあります。


2.仮説や意図、背景を添えて具体的に質問する

おそらく就活セミナー等でも語られるポイントですが、これは非常に重要です。
仮説・意図・背景があるだけで、質問の解像度がグンと上がります。

例えば、以下2つの質問を比べてみましょう。

御社で活躍している人に共通点はありますか?

御社で活躍している人の共通点をお聞きしたいです。背景として、私自身少しでも早く一人前の○○職として活躍できる人材になりたいと考えています。私の考えでは、①xx②xx③xxが活躍するためには不可欠なのではないかと思うのですが、○○さんはどうお考えでしょうか。

これだけでも、明らかに違いますよね。

そして何より、
①自分なりの解釈が加わることで、ありきたりでないオリジナルな質問になる
②逆質問の中で志望度の高さをアピールできる

という効果があります。

このように説明すると、「間違った仮説を言ってしまわないか不安なんだよな…」と考える方がいるかもしれませんが、その心配は不要です。

あくまで仮説ですので、間違っていれば面接官が正しい理解になるよう説明してくださります。
重要なのは、自分の頭できちんと仮説を考えていること/考える姿勢を示すことです。


3.面接官の回答に対する返答を事前に用意する

「え、ここまでする必要ある?」と思うかもしれませんが、特に志望度の高い企業では細部まで徹底的に作り込みましょう。
志望理由を念入りに作り込んだつもりでも、ちょっとしたところで油断すると評価を落としかねません。

面接官の回答に対して「ありがとうございます」だけで終えてしまうと、なんだか淡白な感じがしますし、話が広がりません。
そのため、逆質問の時間が長いパターンだとすぐにネタ切れになります。

そこで、何らかのリアクションを取ることで愛嬌を示しつつ、補足説明を引き出すことを狙って返答をします。

具体的に言うと、「自分はxxと思っていたのですが、~さんのお話を聞いていて○○(面接官の回答を自分なりに整理して言い換える)だと分かり意外でした」といった返しをするイメージです。

これをすると、「そうですね、それに加えて申し上げると~」といったように、1度目の回答を踏まえてさらに具体的な回答や、別の観点からの回答を得られます。
その中に、次回以降の面接で使えるエッセンスが含まれていることがよくあります。

というのも、典型的な質問への回答であれば面接官も用意していますが、そこから一歩踏み込んだものはより本心に近い回答になると考えられるからです。
そこに、その企業の特徴が現れるはずです。

ちなみに、何度も面接を経験すると、面接官がどんな回答をするかある程度予測できるようになります。
ここまでくると、逆質問の時間は攻略できたと言って良いでしょう。

加えて、返答では次のアクションにつながるような前向きなことを言えると良いです。

例えば、「〇〇の領域で活躍したいのですが、どんな準備をすれば良いですか?」と言うと大体「xxすると良いよ〜」と返ってくるということが頭に入っているとします。

そこで、「面接終わり次第、早速本屋に行ってxxの本を買います!」みたいな回答するか~と事前に用意しておき、あとは文脈に合わせて返答すればOKです。

このような前向きな返答をすると積極性が伝わりますし、何より良い雰囲気で面接を終えられます。

これは本質ではないですが、終始志望度が高いことを伝えるには、逆質問でも全力でアピールすることが重要です。

冒頭でも述べたように、逆質問には最後の印象づけの意味合いがありますので、「意欲的な学生だな!」と思ってもらうためにここまで徹底しましょう。


その他意識していたこと

先に述べた3つを意識できれば基本的に逆質問対策は十分ですが、参考程度にその他意識していたことを2つ挙げます。

①面接官の自己紹介は必ずメモする

先ほど説明した内容と一部重なりますが、意外と重要なので説明します。
特に、逆質問の時間が長くストックを使い切ってしまった際に役立つと思います。もし途中でストックが尽きたら、面接官が自己紹介で話していた内容をフックに質問をひねり出しましょう。

「質問はありません」だけは絶対に避けたいので、少しでも気になる箇所があればそこから派生させて質問にしましょう。

例えば、「〇〇部門に所属しているとおっしゃっていたが、主にどんな業務を行っているのか(あくまで色々リサーチしたが、見つけられなかった旨を伝えること。もし知っていれば、〇〇だと理解しているが、その認識で間違いないかと聞けるとベスト)」や「その部門特有の難しさはあるか(ここでも咄嗟に仮説を添えられるとベスト)」等といった広げ方があると思います。

②自己紹介が無かったときを想定し、事前に何年目程度で/どんな役職の人が面接官になることが多いか調べておく

たまに、面接官の自己紹介なしに開始することがあります。
そうなると、①でお伝えした方法が使えないことが想定されます。

ですので、ワンキャリアや就活会議でどういった役職の方が面接官になるのか調べておきましょう。
「マネージャークラスが担当しているんだな」ということを把握しておけば、仮に自己紹介がなくてもその役職に沿った逆質問をすれば問題ないです。


おわりに

今回は、逆質問のコツをお伝えしました。

座談会やOBOG訪問、メンター社員との面談でも活かせる内容になりますので、ぜひ意識してみてください!

次回の記事では、サマーインターン本番の攻略法についてお伝えします。
特に、選考フローの一部となるジョブで私が意識していたことを紹介します。

ジョブはGD以上に地力が求められるため、対策に苦労している方も多いと思います。
(選コミュに所属している人はジョブ対策をやっていたりするのですが、大多数の人はそうでないと思います。)
しかし、突破率を上げるための方法は確かに存在し、私自身もその方法を実践することで総合コンサルのジョブで突破率100%を達成できました。
その方法を余すことなくお伝えしますので、フォローしてお待ちください!

それではまた次回の記事でお会いしましょう!


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参考:
サマーインターン攻略の全体像はこちら↓

秋冬インターン・年内早期選考の攻略法はこちら↓


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