喉が渇くファッションメンヘラ
考えてみれば、体内をアルコールが循環していない時間のほうが少なかったんじゃないかと思う。事実、一昨日も昨日も今日もそうだ。一週間前も半年前もそうだったかもしれない。血液検査では既に肝臓が悲鳴を上げていた。noteで飲酒を「緩やかな自死」と表現したこともある気がする。
それでも止められないのは短絡的だからか、享楽主義だからか、既に脳がバグっているからなのか、僕に判別はつかないし、今だってアルコールが入っているから正常な判断なんてできっこない。ただただ離脱症状に辟易しながらも食事を摂るように、いや、呼吸するように飲酒を続ける。半年で空けたウイスキーの瓶を数えて愕然とする。これが大切な人の所業だったのなら、殴ってでも病院につれていくだろう。僕は抵抗しなかったから殴られなかったけど。
酩酊状態で脳を使うのは楽しい。ゆめにっきをプレイしたりlainを観たり哲学書を読んだりする。それらは実学ではなく、事実僕の人生に直接的に良い影響を及ぼしたわけではないけれど、行き過ぎた思想がナンセンスに変貌してしまってポピュラーから乖離していく現象がとても好きだから、やっぱり何度も体験したくなる。離脱体験の再現動画を30cm先で再生しながらヘラヘラしているのが楽しい。これはここに書く必要もないことだし、事実今まで極々親しい知人にしかこの手の趣味は打ち明けなかったけれど、それでも僕はファッションメンヘラなのかもしれない。
ファッションメンヘラが事実ではなく思想なのだとしたら、おそらく僕はそれに該当するだろう。趣味嗜好や服装なんてそのものだ。精神疾患やアルコール依存症、自傷や希死念慮を嬉々としてひけらかしている時点で気狂いかパーソナリティ障害だろう。僕はそれすら是としている。
今日も緩やかな自死を謳歌している。