小児のセフィデロコル / cefiderocol (フェトロージャ®︎)
小児投与量
添付文書：記載なし（小児等を対象とした臨床試験は実施していない）
Lexicomp：記載なし
ref1：下記のTable.参照（年齢と出生週数で定義される）
ref2：体重34kg未満は、60mg/kg/回 8時間毎 3時間かけて投与
ref3：60mg/kg/回 8時間毎
成人量投与
添付文書：2g/回 8時間毎 3時間かけて点滴静注
Lexicomp：2g/回 8時間毎 ※CrCl 120ml/min以上は2g/回 6時間毎
ブレイクポイント
・CLSI
Enterobacterales (S <= 4, I = 8, R >= 16)
Pseudomonas aeruginosa (S <= 4, I = 8, R >= 16)
・EUCAST
Enterobacterales (S <= 2, R >= 4)
Pseudomonas spp. (S <= 2, R >= 4)
感受性検査
・塩野義製薬 MICドライプレート セフィデロコル
・Disk diffusionやBroth microdilutionは鉄濃度などに大きく影響されうるため注意が必要である（CLSI）
・Broth microdilutionは鉄を除去したMueller-Hinton brothを用いて行う（EUCAST ※guidance documentあり）
参考文献
1) Open Forum Infect Dis 2019;6(Suppl 2):S330-331（シオノギの筆頭演者による小児薬物動態と目標到達確率の予測からの小児投与レジメンの提案、poster abstract）
2) Microorganisms 2023;11:1798（多剤耐性GNRに対する新規βラクタム系抗菌薬の小児に関するreview、2つの前向き研究のdoseを記載）
3) Clin Infect Dis 2021;73:e1754-1757（Cystic Fibrosis患者のA. xylosoxidansに対するCefiderocolの研究）