ラジオ台本の書き方
ラジオ番組(ネット配信なども含む)を作る際に、あった方がいいものの一つが台本である。とはいえ、世の中には非常に多くの構成作家がいて、その構成作家の数だけ台本の書き方はあると思うので、あくまで自己流ではあるが参考になればということで。
1.まず、どんな番組にするか。
わいわいと多人数で喋る番組、一人で淡々と進行する番組、パーソナリティーの持つキャラクター性、あるならば宣伝要素、スポンサー要請、放送時間枠などなどを考えて、番組を一言で表せるようなテーマを決めます。
なお、このテーマは別に頭の片隅に置いておけばいいものなので、難しく考える必要はありません。
例:元気な番組、マニアックな話する番組、しっとりと聴ける、昔ながらのラジオっぽいもの、にぎやかなバラエティー、音楽をメインにした番組、何かの宣伝番組…などなど
2.大枠を決める
時間枠に合わせて、コーナーを配置していきましょう。
例えば30分の番組だったら、こんな感じ。
オープニング 5分
コーナー1 10分
コーナー2 10分
エンディング 5分
見ての通り非常にざっくりとした感じです。
配置していく要素としては他に
アバン (オープニング前のちょっとしたコーナー)
ジングル (番組タイトルなどを短いBGMに乗せたもの)
音楽 (曲かけるところ)
ドラマ (ドラマ流すところ)
CM (ある場合)
提クレ (提供クレジット。~~の提供でお送りしますってアレ)
入中 (いりちゅう。生での交通情報や外部取材など)
エピローグ(エンディング後のトークなど)
こうした要素を必要に応じて配置していきます。
配置するときに考えることは緩急を考えることです。
音楽でいえばAパートBパートサビみたいな言葉を聞いたことがあると思いますが、1で考えたテーマをサビと考えそこにうまく至るような構成が理想です。頭サビってのもあったりしますので、そこはいろいろお好みで。
3.コーナーを考える
ラジオ番組のコーナーの作り方は大抵のパターンがあります。
・リスナーとの交流
・パーソナリティーからの発信
大きく分けてまずこの2つ。
前者はふつうのお便りや質問をはじめ、ネタコーナーや人生相談など。いろんなものがありますが、テーマに応じてあれこれと。とはいえ、聞いてる人が送りやすいものの方がいいでしょう。
後者は番組自体から発信するもの、自己紹介であったり宣伝であったりパーソナリティーや番組性を強く押し出すためのものです。
コーナーに関してはパターン性はあるものの多岐に渡るのでまた別のところで。
4.台本にする
さて、これらを配置したら各コーナーごとに必要な要素を埋めていくだけです。例えばこんな要素ってものを挙げておきますね。
オープニング
パーソナリティーの名前、番組タイトル、この番組がどんな番組かがわかるような要素、覚えやすいキーワード、時候の挨拶、パーソナリティーの近況
メールアドレスやハッシュタグ、告知、これらの要素に合うようなメール
コーナー
どんなコーナーかの説明、わかりやすく。
曲について
普通に曲をかけるのなら、「それではここで一曲、誰々の何々です」でいいのですが、掘り下げる場合資料的な要素を書いておく。
エンディング
今日の感想、告知、次回予告、シメとなる要素、お別れの言葉
だいぶ乱暴ですがこんな感じでしょうか。
さて、これを台本化します。
ラジオの台本というのはよほどのことがない限り、話している内容全てを台本として書く必要はありません。書いておくのは『必要があること』だけで構いません。他の要素は箇条書きで十分でしょう。
オープニングを例にしてみますね。
「みなさん、こんばんは。はじまりました◯◯。パーソナリティーのXXです。」
・8月暑かったねー
・夏休み~~行ってきたよ~
・XXの日常っぷりお送りしていきますよ
「それでは、今日もお楽しみください。◯◯。いってみましょう。」
こんな感じで作ったものを積み重ねて、時間と演出などを入れ込めば、
台本の完成です。例えばこんな感じとか。ちょっと前のやつ。
自分用なので書き込んでる方かなー。
書き込んではおくけど尺を見ながら全部は使わないくらいの考え方もあり。
書き方はいろいろですが、
自分は(時間)(中身&音演出)(その他)の3枠でやってますが、
こちらはいろいろなやり方あるのでわかりやすいと思えばなんでもいいと思います。
追記:ラジオ 台本 で画像検索かけるといろいろ例が見れますよっとw
いいな!と思ったら投げ銭感覚でサポートお願いします。 サポートが増えるとやる気スイッチが入ります、多分。