パパのための育休ガイド|知らないと損する育休の基本
こんにちは、りゅうさんです!
2児のパパで会社員兼ブロガーをやってます。
今日はですね、「育休制度の基本」について話していきたいと思います。
なぜかというと...
実は僕、今年の1月から9月半ばまで育休を取得してたんです。
で、職場に復帰したら「え?そんなに長く取れるの?」
「うちの会社でそんなに長く取った人、初めて聞いた!」
みたいな反応があって。
これってもしかして、育休制度のこと、まだまだ知られてないのかな?って。
特に最近は制度も変わってきているので、今日はみなさんに知っておいてほしい基本的なことをお話ししていきます。
今日お伝えしたい内容は以下の通りです。
▼今回の内容を音声で聞きたい方はこちらから!
育休、実は会社は断れないって知ってました?
これ、めちゃくちゃ重要なポイントなんですが...育休は法律で定められた権利なんです。
「えっ、そうなの!?」
そうなんです。
育児・介護休業法っていう法律で、会社には基本的に断る権利がないんです。
会社が育休を断れないってどういうこと?
実は会社が育休を断れるのは、本当に限られたケースだけなんです。
例えば:
入社1年未満の場合
契約社員で、子どもが2歳になるまでに契約が切れることが明らかな場合
パートやアルバイトで、週の労働時間が著しく短い場合
基本的にはこれくらい。
それ以外のケースでは、会社は育休取得を認めないといけないんです。
むしろ会社には〇〇する義務がある!
しかもですね、最近は会社側にも義務があるんです。
「どんな義務があるんですか?」
例えば:
育休制度について社員に説明しなければいけない
奥さんが妊娠したことを会社に報告したら、「育休取る予定ありますか?」って確認しないといけない
育休を取得しやすい職場環境を整える必要がある
育休を理由とした不利益な取り扱いは禁止
これ、すごくないですか?
昔だったら自分から言い出さないといけなかったことが、今は会社の方から聞いてくれるんです。
「ウチの会社、そんなこと言われた記憶ないんですけど...」
実はそれ、法律違反の可能性があるんです。
会社には「制度を説明する義務」があるので、説明してくれないのはおかしいんです。
申し出るときのコツ教えます
僕の場合は、妊娠が分かった時点で上司に相談したんです。
「育休について相談させていただきたいことがあるのですが...」
って切り出して、「実は〇月に出産予定で、できれば育休を取得させていただきたいと考えているんです」って。
最初は上司も「え?そんなに長く取るの?」って驚いてました。
でも、「法律で保障された権利なんです」って説明したら、意外とすんなり通ったんです。
「でも、前例がないと言われたらどうすればいいんですか?」
そうですね、それは結構よく聞く質問なんです。
でもこれ、実は「前例がない」は理由にならないんです。
なぜかというと、会社が育休を拒否したら、それ自体が法律違反になるからなんです。
場合によっては企業名が公表されたり、罰則を受けたりすることもあるんですよ。
実は2種類ある!新旧育休制度を解説
ここからが本題です。実は今の育休制度、2種類あるんです。
従来からある「通常の育児休業」と、2022年からスタートした「産後パパ育休」。
この2つについて、詳しく解説していきます。
まずは新制度!産後パパ育休とは?
これ、本当にすごくいい制度なんです。
「何がすごいんですか?」
まず基本的な特徴から説明すると:
出産後8週間以内に取得できる
最大4週間(28日間)休める
2回に分けて取得できる
実は働きながら取得することもできる!
特に最後の「働きながら取得できる」って部分、これめちゃくちゃ画期的なんです。
「働きながらって、どういうこと?」
例えばこんな働き方ができるんです:
午前中だけ出社する
週3日だけ働く
在宅勤務と組み合わせる
これ、なんでこんな制度ができたと思います?
そうなんです、今までの育休って「全部休むか、全然休まないか」の二択だったんですよね。
でも実際には「ちょっとだけ休めれば助かるんだけどな...」っていうパパも多かったんです。
特に、産まれたばかりの時期って本当に大変じゃないですか?
奥さんも疲れてるし、夜中の授乳やオムツ替えもあるし。
そういう時期に、フルタイムじゃなくても少しでもサポートできる制度があったら...っていう声から生まれた制度なんです。
通常の育休はどんな制度?
一方、従来からある通常の育休はこんな感じです:
子どもが1歳になるまで取得可能
1ヶ月前までに申請が必要
条件があれば最長2歳まで延長できる
こっちは原則として働きながらの取得はNG
僕が取得したのは、この通常の育児休業でした。
1月から9月半ばまでの8ヶ月半。
「そんなに長く取れるんですか!?」
はい!しかも、条件によっては2歳まで延長できるんです。
「どんな条件があるんですか?」
大きく分けて2つのケースで延長できます:
1.保育園が決まらない場合
まず1歳6ヶ月まで延長可能
それでも決まらなければ2歳まで
保育園の入所を申し込んでいることが条件
2.特別な事情がある場合
配偶者が亡くなったとき
配偶者が病気やケガで育児が困難なとき
配偶者と別居することになったとき
最近は待機児童の問題もありますよね。
だからこそ、この延長制度はすごく重要なセーフティネットになっています。
育休は最大4回まで分割できる!
ここからが本当におもしろいんです。
この2つの制度、実は組み合わせて取れるんです!
「え?両方取れるんですか?」
そうなんです!しかも分割して取得できるんです。
具体的に説明すると:
産後パパ育休:2回まで分割可能
通常の育休:2回まで分割可能
合計で最大4回取得できる!
どんな取り方ができるの?実例で解説!
例えば、こんな取り方ができます:
パターン1:フル活用コース
出産直後に産後パパ育休で2週間
奥さんと赤ちゃんのサポート
上の子の世話
役所の手続きなど
1ヶ月後にまた産後パパ育休で2週間
夜泣きがひどい時期のサポート
奥さんの休養時間の確保
その後、通常育休を半年
本格的な育児参加
家事全般のサポート
保育園の入園時期に合わせてもう一回
慣らし保育の期間に対応
緊急時のバックアップ
パターン2:パパ・ママ交代コース
ママが産休・育休を取得
パパが産後パパ育休で1ヶ月
ママが職場復帰
パパが通常育休で育児をサポート
「なるほど、結構柔軟に取れるんですね!」
そうなんです。育児ってその時々で状況が変わりますよね。
例えば:
出産直後は手伝いが必要
でも落ち着いてきたから一旦復帰
と思ったら保育園が決まらなくて大ピンチ!
子どもが急に熱を出しやすくなってきた...
申請方法と注意点、これだけは押さえておこう!
ここ、めっちゃ大事なポイントです。
育休には申請期限があります:
産後パパ育休:取得2週間前まで
通常の育休:取得1ヶ月前まで
でもここ、すっごく重要なことがあるんです。
これはあくまでも「期限」なんです。
「この期限までなら申請OK」っていう最終ラインなんですよ。
実際はいつ相談するのがベスト?
僕の経験からいうと、妊娠が分かった時点で上司に相談するのがベストでした。
「そんなに早く言う必要あるんですか?」
はい、あります!
その方が絶対にいいんです。
理由は3つ:
職場の体制を整える時間が取れる
仕事の引き継ぎ準備ができる
チームメンバーへの説明も余裕を持ってできる
代替要員の検討ができる
上司も心の準備ができる
いきなり言われるより、心構えができる
計画的に業務の割り振りを考えられる
予算や人員配置の調整ができる
自分自身の準備もできる
育休中の生活設計ができる
必要な手続きを計画的に進められる
復帰後のキャリアプランも考えられる
相談する時のポイント
実際の相談は、こんな感じで進めるといいと思います:
まずは上司に「ちょっと相談させてください」って切り出して。
「実は、妊娠が分かりまして...育休の取得を考えているんです」
ここで大事なのは、具体的な期間も一緒に伝えること。
「出産予定が〇月で、できれば△月くらいまで育休を取得させていただきたいと考えているんですが...」
こんな感じで具体的に話すと、上司も検討しやすいんです。
意外と知られていない注意点
育休を取得する時、意外と見落としがちなポイントがあります:
産後パパ育休と通常の育休では申請書が違う
育休中の社会保険料が免除される
給付金の申請は別途必要
復帰後の働き方も事前に相談しておくといい
まとめ:これだけは覚えておこう!
今日お話しした内容を整理すると:
育休は権利!会社には基本的に拒否権がありません
法律で保障された制度です
会社には説明義務もあります
産後パパ育休と通常の育休の2種類があります
新制度は柔軟な働き方が可能
従来の制度は最長2歳まで延長可能
最大4回まで分割して取得できます
状況に応じて柔軟な取得が可能
パパ・ママで交代しながらの取得もOK
申請期限はあるけど、できるだけ早めの相談がおすすめ
妊娠が分かったら相談するのがベスト
準備の時間が十分取れます
育休制度って、思ったより充実してるんです。
「職場の雰囲気が...」って思う方もいるかもしれません。
でも、法律としてはしっかり整備されているんです。
まずは「育休は権利なんだ」ってことをしっかり理解して、自分の状況に合わせて上手に活用してくださいね!
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