2024年正月のPNKT日誌 2
大晦日になるとちょっと良かった膝や足首の調子がまた変わってきた。
どうやら締め切りを意識するようになると痛むようになっているらしい。
世の中の締め切りに向き合っている人たちはどうなんだろうか。
元日は制作に当てたが、すっかり左の外反母趾のところが痛んでしまった。
2日から3日は帰省すると決めているので、完成はしなくてもまあまあなところまでやっておかないともう間に合わないところまで来ている。
雰囲気だけでも、と滅多に見ないテレビのスイッチをつける。
のんきな番組が流れていて、これが日本の正月だと得心する。
とは言え画面に集中していられるわけではないのだが、音声だけでも十分正月気分を味わうことはできた。
夕方5時からの「ドリフに大挑戦スペシャル」を録画しておくのを楽しみにしていたが、まさに盆が急速回転したかのように場が一変し地震速報になってしまった。
緊迫した報道に目を奪われる。
過去のことがフラッシュバックする。
自分にまで安否確認の連絡まで入る。
こんな正月は生まれて初めてだ。
どこで揺れを感じたのかは内緒。
はっきりとわかる揺れが長時間続き緊張が走ったが、驚くことに同じ場にいながら全く気づいていなかった人もいた。
きっと仕事に集中していたのだろう。
ちなみにその仕事とは、寿司を握ることであった。
震度1という微弱な揺れを含めればまさに日本中が揺れたわけで、大規模な地殻変動も報告されていることから、他の断層や火山、マグマの活動にも影響が及んでさらなる地震を誘発しないか気になった。ふと南海トラフという言葉がよぎる。
ドリフのほうは放映は11日にリスケになったらしい。またいくつかのコントは差し替えられるそうだ。録画予約を忘れないことだ。
21時を過ぎて気づくと通常の正月番組になっていた。
(つづく)