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カリフォルニアへ転勤

アメリカ赴任を言い渡された時、場所はノースカロライナ ダーラムだった。

え?どこ??

人よりも動物の方が多いんじゃないか。そんな田舎に行きたくない一心だった。現地に着いて、現地社員に言われた。
「東京からノースカロライナに来るなんて何かしたんですか?」めちゃくちゃ失礼な 笑

そんな事言っても始まらないので、とりあえずやってみる。やってみると色々学びも多いもので…

当たり前だが、アメリカは東側を中心に回っている。今までは日本と仕事をしていたので気づかなかった。米国企業に新しい事を売り込むのに、会社の経営戦略をやっている人は東側に多い気がする。もしくはテキサス、カンザス辺りの真ん中。西にも東にも行きやすい。

アメリカの政治の中心はDCだし、経済はニューヨーク。主要産業も東側。大昔にヨーロッパから移民がアメリカに移住した時は船しかなかったので川や海沿いに文明が広がっていたから。

アメリカは東側と西側で3時間の時差がある。
もし、自分がカリフォルニアにいたら、ニューヨークにいる彼らの朝8時は西側の5時。自分の時間で生きようとすると毎日3時間損をする。相手の時間で生きようとすると睡眠時間がなくなる。

アメリカの約50%は誰も住んでいなくて、西側は砂漠が多い。ほとんどの人は真ん中より東側に住んでいる。

アメリカ

人がいるところにビジネスが起きるので、東側への出張が多い。もし、カリフォルニアにいたら飛行機の直行便でも7時間かかる。さらに、時差が3時間あるので、往復で2日潰れるし、時差ボケで疲れる。

そんな事を考えるとノースカロライナにいるのは正解なんだと思う。

さらに、カリフォルニアは物価が高いので、人件費も高い。カリフォルニアで2人雇うお金で、ノースカロライナで3人雇える。しかも、ノースカロライナにはDuke大学やノースカロライナ州立大学など優秀な大学があり、リサーチトライアングルと呼ばれる高等教育機関が集まる場所がある。

こんなおいしい場所、企業が放っておくわけがなく、Tech系企業もオフィスを構える。

雇用が生まれるという事はその地域が栄えていくのであろうと思う。めちゃくちゃ田舎と思っていたが、将来の可能性が大いにある場所だった。
アメリカで新しい事をやっていくには合っているんだと思う。

と思っていた矢先にLAに異動する事になった。なぜ!!

もし、アジアと仕事をしたいなら西側の方がいいかもしれないが、そうじゃないでしょう…とは思うものの、サラリーマンなので従わざる終えないコンポツがいた。

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