2022年9月読書メモ
今月も、あまり多くは読めていません。
でも、とりあえず、振り返り。
女神の骨格 警視庁殺人分析班/麻見和史
いわゆる、叙述トリックに見事に嵌められた作品でした。
いやー、違和感はあったんだよ!あったんだけどね。
事実がわかって、あー、そういうことか!って気持ちがよかったです。
関係があるのだろうけど、どう絡んでくるかわからない人たちがたくさん出てきたので、
途中から紙に人名とかを書き出しつつ読みました。
少し面倒にも感じるけど、物語の理解がスッといくのでやっぱり書き出して整理することって大事!
真綿の檻(4)〜(7)/尾崎衣良
前読んだ漫画の続き。
続きというか、タイトルは同じだけど、また違う人のストーリー。
閉塞的な家庭環境って子どもの育ちへの影響が大きい。
こういう親子関係とかを題材にしたものを読むと、
子ども時代を経た「娘」視点と
子どもを育てる「母」視点の2つを行き来しながや読む自分がいる。
相反するとまではいかないけれど、
その2つの視点では物語の見方、感想が異なる部分もあり、
それは複雑さもあるけど、面白いなともどこかで思っている。
リエゾンーこどものこころ診療所ー(10)/原作・漫画:ヨンチャン、原作:竹村優作
「子どもの性教育」と「感覚統合」についての話が掲載されていました。
この漫画は、児童精神科クリニック「佐山クリニック」を舞台にした漫画です。
精神科的な医療的なこともわかりやすく説明されています。
「感覚統合」のところで、感覚の発達の話の部分、
漫画で説明をされていて、そういうことか!ってなった←遅
母子保健をしていた時に、ちゃんと子どもの発達みれていてなかったなぁって反省。
そのあたりはもっと学ばないといけないなぁって。
ここに出てくる佐山先生とか、その他プロの人たちの姿勢を目の当たりにすると、
もう、反省しかないです…。
医療的な部分だけでなく、子ども・子育てに関することについても
すっごくわかりやすく説明されています。
医療系の専門職だけでなく、子育て中の方とかには響いたり、学びになることも多いと思います。
保健師として、母として、読み続けたい漫画。
マイ・ブロークン・マリコ/平庫ワカ
YouTubeで観た映画の予告編が面白そうで原作をポチり。
シイナが親から虐待を受けた過去がある、情緒不安定気味な友人・マリコが亡くなったことを知り、
虐待をしていた父親から彼女の遺骨を奪い、その遺骨と一緒に旅をする、みたいな話。
旅をしながら、彼女と過ごした日々を振り返る。
お互いが、特別な存在だった。
でも、綺麗な友情や愛情ではなく、もっとなんかドロドロとした感情で、
それが、突然、何の予告もなく断ち切れてしまった。
その喪失に蹴りをつけるための旅だったんだろうな。
旅を経て、シイナの中でマリコとのことが一区切りついて、読後感が良かった。
大奥/よしながふみ
来年、ドラマ化をされるということで、ザーッと読み返していた。
やっぱり面白い!
来月について
・エッセイを読みたい。