異動から1ヶ月半の所感
2022年、4月。
区役所障害福祉関連の部署から、
精神保健福祉センターに異動しました。
精神保健福祉センターとは
保健所、保健センターという言葉も
利用をしたことがない人にとっては、
何をしているのかよくわからないところという印象を持たれていることを、日々、感じている。
「精神保健福祉センター」はもっと馴染みがない場所ではないかと考えられます。
どう説明したらいいものかと思ってググったら、
こんなページを発見。
保健福祉センターとは・・・
精神保健福祉センターを、さらっと一言で表現するならば、
管轄地域における、精神保健や精神障害者福祉に関する中核機関
といったところでしょうか。
同じページ内に、精神保健福祉センターの業務についてもこのように記載がありました。
・・・・・
書いてはみたものの、
やはりイメージは湧きにくいかな。
とにかく、
精神保健、精神障害者の福祉に関すること、
主には直接的な支援ではないことをメインにやっているという感じでしょうか
(雑すぎ?)
保健センター→精神保健福祉センターへの異動での変化
行政保健師になって12年と少し。
今まで、2度異動を経験しましたが、
いずれも保健センター間の異動でした。
保健センターは、
住民に身近で利用頻度の高い保健サービスを提供します。
例えば、
母子保健関係の部署であれば、
母子手帳の交付、乳幼児健診、窓口・電話・訪問による保健指導など。
精神保健関係の部署であれば、
自立支援医療(医療費助成の制度の1つ)の申請受付、障害福祉サービスの調整、
窓口・電話・訪問による保健指導など。
保健センターの保健師の業務、
最近は事務作業も多いのですが、
なんだかんだで、
電話や面接、訪問により、その人の生活の困りごとなんかの相談への対応をする業務の
ウェイトはかなり大きかったなと思う。
一方で、精神保健福祉センターでは、
実際に対住民への直接的な関わり・支援を行うということはあまりありません。
事務作業だったり、
人材育成の一環である、研修を実施するべく関係機関(講師や研修の委託先など)とのやりとりをすることが主です。
それに加えて、今まであまり触ってきていないお金関係のシステムを扱う必要もあります。
使い方のマニュアルを読んでみてはいるけど、
独特の用語もあり、外国語を読んでいる気分。
そんなこんなで、まだ慣れない。
前任者が退職していて、
直接引き継ぎを受けられていないことも要因かな。
何をするにも、スムーズに進められず、
時間が余分にかかっているのを感じつつも、
その手法がわからずヤキモキする日々。
やるか、やるか。つまりやるしかない、
仕事なのだから。
業務の説明を受けながら、
やり慣れないことが多く、
出来るかなと不安になった。
でも、
「出来るかなではなく、やるしかないのだ。
だってお仕事だから」と考え直す。
やれるかなと、不安になったり思い悩むことにではなく、
どうやるか、いかにやるかということに労力を注がなくてはならない。
そう思うようになってからは、
とりあえず、
「やるか、やるか やしな、やろか」と
呟きながらとりあえず、仕事に取り組む。
ありがたき上司の存在
そんな中、新しい上司にはとても恵まれたと思う。
「完璧でなくていい。まずはやってみて、注意されたことを修正していけたらいい」
というスタンス自体もありがたい。
でも、それ以上にそのスタンス通りの行動をとってくれていることがありがたかった。
言っているスタンスと実際の行動が違う、
例えば、やってみたことを否定してきたりされたら、
どうしていいかわからなくなるから。
行動と言動が一致している人って信頼できるなと気づく。
今後も、この上司の言葉についてはそのまま裏を読んだりせず、
そのまま受け取ったら良いんだなと思うと安心ができる。
そういう人に私もなりたい。
「学びしかない」
昨年、たこ焼き屋さんを開業した夫。
知らないこと、わからないことに出会うたびに、
「学びしかない!」とワクワクしていたことを思い出す。
そこまでの領域に達するのは難しいけれど、
知る・学ぶ機会を与えられたと思おう。
世の中に知らないことや
やったことないことはたくさんあるのだから、
知らないこと・できないことにイライラしても仕方ない。
とりあえず、焦らず少しずつ。時の経過とともに見えることもある。
気分の浮き沈みを経ながら、約1ヶ月半。
ぼちぼち継続していたら、少しずつ気分が前向きになれてきた。
とりあえずやってみて、
ちょっとずつやれること増やすことでしか得られないものもある。
異動をしたり、環境が変わった時には、
とりあえず、無理のない範囲でボチボチ続ける。
そんなことも大切なのかもしれない。