お義母さまと踊ろう22話
お義母さまと踊ろう22話です。
「頼らない」というタイトルですが、
「なるべくおたちゃんには頼らないで頑張ろうって思っているのよ」
とのお義母さまの口癖からとりました。
嫁に頼りたくないお義母さま
「お願いできるかしら?」が言えない訳を探る嫁
私も男児二人の母ですから、いずれ姑となり、嫁の手を借りなければならない場面にならないとも限りません。
「嫁に頼りたくない」
理解できます。共感です。
でも、どうしても困難な状況で私に頼まざるをえないとき
「お願いできるかしら?」
との一言。
どうしてお義母さまは言えないのだろう。
「いたしましょうか?」
と私に言ってもらえるように露骨に促して待つのだろうと考えました。
経験から分析してみる嫁
私の経験上、頼みずらい人間のタイプとして
あとから報酬を求めてくる人
恩着せがましい人
忙しい人
があげられます。
私が上記3タイプのどれかに該当するので「お願いできるかしら?」が言えないのかな?と考えていました。
でも私はお義母さまに金銭を要求してませんし(むしろ丁重にお断りしている)、恩着せて何かふんだくってやろうとか考えてません(ふんだくるものがない)し。
該当するなら三番目の「忙しい人」かしらと。
確かにいろいろと忙しい嫁
確かにお義母さまも私も「間が悪い人間」で、私が何かで忙しくしているときにかぎって、お義母さまは頼みごとをしたくなるようです。
「黙って放っておけば、いずれ私がやってくれると思ってますね?ちゃんとお願いしてもらえないと気持ち悪いです!」
「おたちゃんの手が空いたら改めてお願いしようと思って、一時的に置いて、そのまま忘れちゃっただけ。意地悪にとらないで!」
そんなやりとりが多々あります。
私の手を止めてまでしてもらいたいことではないようですが、自分ではやりたくないようです。
忙しい人への頼み方
目の前の仕事に忙しい人に対して
「そのあとこれをお願いできないかしら?」
と言うことは
「それをとっとと早く終わらせて、すぐこれやれよ」
との意味合いを帯びること、よくわかります。
これがイヤで言えないのかな?と。
例えば…
目の前の仕事を全て片付け、やっと一息つきたいときに謎のタスクがデスクに積まれている。
これはなんだろう、誰が振ったタスクだろうか?
「あの、これ、私のデスクに置いた人誰ですか?今やっちゃったほうがいいですか?」
「ああ、私よ。ありがとう。」
これだ!
このやりとりで切り抜けたいんだ!
まてよ…だとしたら…
「あなたのこの仕事、私が手伝うから、次はこれをお願いできるかしら?」
が一番スマート。
80年以上生きてきて、これがわからないお義母さまではないだろう。
でも言われた覚えがない。
ならばこのせんも違うのかしら…。
頼みずらいのではなく、頼まないで済ませたい
あとは考えたくはない方向ですが
息子たちと同列で扱ってほしいってことなのでは?と。
子どものこととなると、つい先回りして色々やりたくなっちゃいますよね。
もううちの息子たちも小中学生なので、改めないといけません。
自立を促し、頼まれても自分でやれることはやらせないといけません。
何も言わずとも先回りしてやってしまっては、いい大人になれません。
何も言わずとも先回りしてやってくれる。
まさに
お義母さまが望んでいる嫁、そのものの姿です。
そして
お義母さまが望んでいる嫁のモデル、それは
お義母さまのお母様なのです。
ああ、もしかしなくても、これなのかしら。