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TruistとTDが、特許侵害(Patent aggression)を阻止するグループに参加

Truist, TD join group that pushes back on patent aggression

他社が特許を保有する技術を無断に使用しているとして訴えられることに疲れ、銀行が反撃に出始めている。

Patent Aggressionとは、企業が特許侵害の疑いで他社を提訴することである。特許侵害は増加の一途をたどっている。

Thompson CoburnのパートナーであるAnthony Blum氏によると、2021年、金融サービス業界で少なくとも125件の訴訟が起こされている。ここ数カ月、デラウェア州の企業Auth Token LLCは、M&T銀行、PNC銀行、Regions銀行、TD銀行グループ、Truist Financial、U.S. Bancorpなどの銀行やカード会社に対して少なくとも35件の特許権侵害訴訟を起こしている。

このほか、2020年以降、業界の関係者に対して42種類の特許訴訟を起こしたCaselas LLC、2021年と2022年に33件の訴訟を起こしたmCom IP, LLC、Ward Participationsなどの特許訴訟の大量提訴がある。

USAAは、数千の銀行で使用されている技術であるモバイル・デポジット・キャプチャーの使用を巡ってウェルズ・ファーゴとPNCを提訴している。これらの訴訟の多くは、特許訴訟を歓迎するテキサス州の裁判所で行われている。

「銀行や金融機関を相手取った特許訴訟の件数は、2021年、間違いなく増加傾向にあり、その件数は爆発的に増加したと言えるでしょう」とBlum氏はコメントしている。


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