OTAKU交流ファイル Vol.10 ピチカート・ファイヴ CDアルバムをご購入のアメリカ人(男性/20代後半)
ご購入商品:ピチカート・ファイヴ CDアルバム/overdose
私の年代(25-35才くらい)のアメリカの人達のなかではピチカート・ファイヴは割と知られていると思います。
彼らはアメリカの有名なレーベル"Matador Records"と契約をしました。
その後、5枚のシングルをリリースしました。"Twiggy/Twiggy Twiggy vs. James Bond," が少し売れましたが、ちょっと珍しい音楽をやるバンドという認識以上の存在になる事はできませんでした。
私は友達にピチカートを教えてもらいました。彼らはアメリカの人達を刹那的にではありますが魅了し、"テイ・トウワ"、"コーネリアス"、"ファンタスティック・プラスティック・マシーン"、"少年ナイフ"のようなアーティスト達の為のアメリカ音楽界のドアを開いたと言えるのでは無いでしょうか?
(2006年のメッセージ)
OTAKU SPECIALIST's voice
「アメリカ音楽界のドアを開いた」なんて上手い事言うわね👍 ピチカートファイヴと言えば「海外から見た日本」っていうコンセプトをすごく感じて、それは彼らのジャケットからも窺えます。
ジャケを見た時の印象が外国の日本語の教科書のイメージとすごくダブるんですよね。日本語の教科書と言えば、僕は留学中に日本語学習の教材を作るというアルバイトをした事があります。8人くらい日本人のアルバイトがいて、教科書のセリフを読んで、それを録音してカセットテープにして、授業で使う為のものです。なんかアニメの声優になった気分で楽しくやったのですが、ネイティヴの日本人からするとおかしい会話とかが結構あるんですよ。例えば
ひろし君「さとこさん、こんにちは。何をしてるのですか?」
さとこさん「ああ、ひろし君、私はトム君のうちにあそびに行きます。」
ひろし君「あーそれはすごいですねえ。」
演じながら、友達の家に遊びに行く事がそんなにすごい事か!?あー多分"That's great"的な文を直訳したんだろうな。とか、あっそっか、トム君はトム・クルーズなのか!そりゃすごいわ?とか頭の中でノリツッコミしたりしながらやってましたね。
けど考えてみれば日本の英語の授業も似たようなものですよね。"This is a pencil"(これは鉛筆です)にしたって、実際の会話で使ったら「鉛筆なのは知ってますが、何か?」ってなるもんな。
※この『OTAKU交流ファイル』で紹介しているメッセージは実際に外国のお客様からもらったものを日本語に訳して紹介しています。2006年から2015年くらいまでブログで書いていたものをリライトしています。