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絵がうまくなりたいツイッター民へ

前回の記事をたくさんの人に読んでいただき感謝しております。

https://note.com/otakunojkkht/n/n10e6a1bda280

ツイッターシリーズ第二弾。

絵の上達において伸び悩んでいるツイッター絵師たちへ向けたメッセージです。

twitterのよくないところは、「自分は神絵師なんじゃないか?」「すごく注目されているのではないか?」と思うようになってしまうところにある。謙虚さの消失。

始めたころは「私なんて下っ端だし…」とある意味気軽に素敵なイラストにいいねして参考にしたり自分もイラストを投稿してみたり。その時まではいいのだが、次第にフォロワーが増えたり賞賛の言葉を下手に浴びると「傲慢」が顔を出す。

絵が上手くなる時というのは、素晴らしい絵を見たときに「素敵!」「これはどうやって描いているのだろう?」という研究視点で見る癖がついているとき。
ツイッターをやっていると、だんだんどうしても数字でのバトルになり、神絵師が参考にするものではなくすべてライバルになり、素直に真似しようと思えなくなってしまう。謎の対抗心の発生。
これにより自分のスタイルを曲げにくくなってしまい、絵の成長がそこで止まる。

では、どうするか。簡単、ツイッターを消す。ROMなんて甘い。消す。フォロワーがいくらか付いていてちょっと思い入れのあるアカウントほど消した方がいい。
それで、人からの賞賛、いいね、フォロワー、ビジネスの可能性を一旦ゼロにする。
そして創作活動を純粋に楽しんでいた頃の自分に戻るよう努力する。あのころはどうやって萌えを収集していた?どんな気持ちで絵を描いていた?練習していた?神絵を見ていた?どこに絵を投稿していた?
ひとから褒められるためではなく、ただ自分が好きな自分であるためにそうする。自分がどうありたいか。どんな自分なら好きでいられるか。

一度ネットから完全に離れたとて、己の技術を磨いて数年後突如復活しても、技術が確かであれば一瞬で広まるだろう。そういう人をたくさん見てきた。

だらだら稼いだフォロワーに執着するあまり自分の能力を磨くことにまで気が回らなくなってしまうより、
一度はっきりと消えてしっかり牙を研ぎ、またバッと表れて一気にフォロワーを稼いだ方が、まだ精神衛生上良い気がする。(それまでツイッターが存続しているかは不明だけど)
なにより、モヤモヤ執着してツイッターのことを考える時間がとてももったいない。
ツイッターの充実なんてどうでもいい。人生においては特に。それより何の絵を描くか考える方が楽しいと思う。

絵がそこそこ上手い状態でツイッターを始めた人が陥りやすい心理というのは、あると思います。がんばってフォロワー集めたのに無にしたくないよね、わかる。でも今純粋にオタクできてる?ゆっくり1枚の絵と向き合えている?ネットで嫌いになっちゃった絵師いない?一旦アカウント消しても、1か月くらいでびっくりするくらい精神が元気になっちゃうよ。

自分がどうありたいのか、どんなオタクでいたいのか、そこはしっかり持っておいて損はないと思います。

現代のツイッターは疲弊した絵師を増やすツールになってしまっているけど、いつかそんなものが全部なくなって平和でキラキラしたオタク達があふれる未来になればいいのになあと思っています 全員マジで元気になってほしい。おわり


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