自民党を攻撃するために統一協会を過大評価することは、統一協会の利益になる。

夫婦別姓反対も、同性婚反対も、LGBT差別も、憲法改正も統一協会の専売特許ではないし、統一協会よりも影響力の強い勢力は幾らでもいる。特に、憲法改正は自民党の立党以来の悲願であり、憲法改正に向けて動くのは当たり前である。

自民党を攻撃するために、統一協会の影響力を過大評価することは、統一協会の実力を認めて称賛することに等しい。この手の表現をするのは、アンチ自民、アンチ統一協会の立場の人が多いと思うが、統一協会を利することに気がついていないのだと思う。

統一協会の影響力を過大評価すると、統一協会側は信者に対し「統一協会はこんなに自民党に強い影響力があるんだとアンチさえも認めている」などと信者の引き留めや献金をさせるために士気を煽る材料にしてしまう。また、統一協会に本当に影響力があると騙される政治関係者(特に地方議会関係者)も出てしまい、本当に影響力を強めてしまうかも知れない。逆効果であり、統一協会問題解決の足を引っ張るだけである。


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