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鬼滅の刃の何が面白いのか

こんにちは。
こちらの画像は義勇さん。1話で一番好きな顔です。
絶対裏切るって声優で思ったオタッキーです。

みなさん、鬼滅の刃映画見ましたか?
実はまだ見てないんですよね。
オタクの特典周回が落ち着く木曜日がねらい目ですよ。
金曜日は「週末だし鬼滅見に行かない?」っていうリア充共がいるので注意です。
土日は言わずもがな。

さて、鬼滅の刃の話です。
友人に勧められ、お金まで貰って単行本を買いました。
どんだけお金ないと思われているんだろう。
※ちなみに貯金は1000円ちょっとです。財布の中身は300円(交通費)。
※超無いです。

今回の映画の巻まで読んだんですけど、とりあえず1巻のレビューをしていきながら鬼滅の何が面白いのか見ていきます。

1.テンポが良い

1巻をめくるとすでに何か起こっており、それに至る過去が扉絵を挟んで始まります。
この手法自体は結構良く見るパターンで、小説にも見られる気がする。
捲って6ページで主人公・炭治郎の大切な家族が殺されているシーンになります。
早すぎないか展開。
7ページ目あたりで冒頭に戻ります。6ページ後の時系列を前にあえて持ってきてるんですよ。
「この後展開あるんで~」って予告してすぐ「展開ありました~」って感じ。
普通もうちょっと後の事を冒頭にもってきがちです。
NARUTOで例えるなら、学校卒業して中忍試験でナルトと日向ネジが戦うあたりまでが1巻。そんな感じです。

総じて言えるのは、鬼滅はテンポが速い。
覚えていなくていいんです。大体のキャラ死ぬし
炭治郎と禰豆子さえ覚えてれば大体大丈夫っていうのが良い。
週刊誌として読みやすい。

2.読むページと見るページの差

1巻冒頭サンプルページから引用する

画像1

禰豆子を背負ってた炭治郎。
突如禰豆子が叫び出し、炭治郎はバランスを崩し雪で足を滑らせ落下する。
禰豆子はどうなったと辺りを見渡すとそこに異様な雰囲気の禰豆子が……。
といったシーンだが、多分皆さん、5秒くらいで読めましたよね。

画像2

次のページはどうかというと、炭治郎の心の声が四角の吹き出しの中に入っている。
家族を殺した犯人について。
そして家族を助けられなかった無念。
禰豆子だけでも助けたい。
そういった気持ちで1ページを埋めている。
さっきのページとは打って変わって読むページになっている。
5秒はこのページを見るのにかかっているだろう。

この2ページが分かりやすいので比較してほしい。
この作者の癖か、構成として「シーンが変わる事に背景が濃くなり、台詞が薄くなる」傾向がある。
台詞(心理状況説明)か場面(状況説明)どちらかにしかフォーカスしない。
台詞に集中して背景が寂しい時には集中線やトーンを多用する。
そういった”読みやすさ”が凄く突出している。
読みやすい≒テンポが良い。
かといって人物の顔アップが多いかというとそうでもない。
が、特殊なそれこそNARUTOのような動きに富んだ作画があるかと言われると無い。
パースも、顔も分かりやすさ重視といった構成に見える。

「画力が無い」と言ってしまえばそれだけだが鬼滅で曲線的なパースを使って複雑に画面構成し書き込んでいくといった画風は想像が出来ない。
作者”らしさ”にも繋がってくるところだろう。

3.王道的展開+α

ジャンプのメイン登場人物はそこまで死なない。
ワンピースのサンジは死なないし、NARUTOのサスケも死なない。
Dグレは微妙だが、銀魂の新八も死なないだろう。(眼鏡は壊れるだろうが)
しかし、鬼滅は割とメイン所だなって思った所が死ぬ。

H×Hで言う蜘蛛は「舐めプしてるから何人かクラピカに殺されるだろう」と思ったらほぼ壊滅状態。
でも主人公(この場合はクラピカ)からしてみたら”敵”。
まあ納得出来るが、これがレオリオが死んだらどう?
何で!?医者になるんじゃなかったのかよ!?ってなると思う。
少なくともワイは切れるぞ。レオレオが死んだ!この人でなし!ってネタにもできない。

そんな感じで鬼滅は割と簡単に登場人物(味方)が死ぬ。
ストーリー的には強敵が現れて、なんとか倒して生き延びてという王道パターンだ。
ただ、円満に敵は倒せない。
「俺最強なトラ転」所謂「なろう系小説」とは逆のパターンだ。
そういう目新しさというのもあったのかもしれない。

4.ufotableの演出力の高さ

ufotableは映像に関してはかなりレベルが高い。
空の境界からufotableは見ているがかなり映像演出が上手い。
最近だと、鬼滅と入れ替わるように公開終了をした「劇場版 Fate/StayNight Heave's Feel」の最終章も手掛けている。

鬼滅の1話がABEMAで配信されているので漫画と比較してみてみよう。

台詞を比較してみると殆ど原作通りに進んでいる。
補足で家族仲を強調したり、ちょっと追加しているところは見受けられるがほぼほぼ原作通りの進み方だ。
どちらかといえば、背景。そして音響。そういった演出の高さが凄い。
漫画では表現しきれなかった、カットした空気感・音・感情をよりダイレクトに伝えてくる構成になっている。
そういった意味で「アニメがあったから鬼滅は流行った」と言えるかもしれない。
だが、その下地として「漫画があったからこその演出だった」ともいえる。

アニメオタクによるufotableのFateや空の境界・テイルズといった制作歴からの期待。
そして企業の宣伝といった事も影響していないとはいえない。
ただ、何で小学生や幼稚園児までに拡大する程の人気になったんだろう…!?とは思うオタッキーでした。
やっぱり大衆に人気が出るって強いな。

最後に

鬼滅1話を改めて振り返ってみたが、どうだろうか。
個人的には鬼滅が超面白いとは言えない。
何故なら、キャラ推しでハマっていくタイプだからだ。
そう、ワイの推しは錆兎
初登場で死んでいる。
ハマるわけがない。黙祷。

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オタッキー
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