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エロ同人ゲームの考察008[差分を舐めるな]

今日は少し実践的なお話です。エロ同人ゲームあるいはCG集での作り方に関する話です。
もう少しジャンル的に区切るとエロシーンを紙芝居的に進める一番簡単でやりやすいものを指して説明していきます。
エロ漫画は全く別ものになると思うのでここでは省きます。

まず基本絵という概念があります。そして必要に応じて表情を変更したり、汗や汁、動きなどの変更を入れていくことを差分として制作していきます。
しかしこの差分作成の作業はなかなか面倒に感じるものです。
例えば、顔の表情だけならまだしも顔の角度が変わるとか、腕の位置、あるいは腰の角度などなど、動かし方によってはもうそれは別の基本絵で描いた方がいいのではないか?という気持ちにかられるかもしれません。
でも待って欲しい。
この差分のほんのわずかな変更部分、眉の動きひとつでユーザーが射精できるかどうかの瀬戸際にかかっていることを忘れないでいただきたい。
ユーザーはシコっている、あるいはオナニーしているということを想定していなければいけません。
誰もが一番気持ちのいいところで射精(だし)たいはずです。
まずとある体位でのセックスシーンがあるとします。その構図で抜きたいとします。ユーザーは”それ”で抜きたい。
ページを変えてそろそろ射精タイミングだ……きたきた……
射精シーンで突然別構図での射精。(漫画的表現かもしれません)
こういうCG集わりとあるんですよね。こっちの方がいい場合もあるんですが、シコっている自分の考え方だと”それ”で抜こうとしてたのに急に変わると萎えてしまうこともあります。
一つの構図で様々な変化が射精までをうまく高めてくれて、なおそのままで射精したい、と思います。ただ、構図によっては射精に向かない構図もあるかもしれませんね。そういう場合は変更することもあるでしょう。

サークルの「ハムスターの煮込みさん」が差分量も多くとても素晴らしいです。見たことない方はぜひ参考にしてみてください。この方の絶対に射精させるぞという勢いは圧倒されるものがあります。やりすぎ感があるのでそこは好き嫌いあるかもしれません。


後ろ頭をうまく使う

これも限定的な話ではありますが、わりとよく見かけるものに常にキャラの顔が見えているエロシーンがあります。
つまりカメラ目線的とでもいいますか、いやカメラ目線とはまた違いますね。目線はなくとも顔が見えている。
顔や表情は大事ですのでもちろん見えていた方がいいんですけども、シーンの中で頭を下げたりさせて、後ろ頭が見えた状態にわざとするのも効果がでかいと思っています。あるいは、背後位なんかでつい顔をこっちに振り向かせがちですが、これも思い切って後ろ頭だけ見える差分があった方がいいなと思っています。
「それはあんただけなのでは?」
そう言われればそうかもしれませんが……
”見えない顔”をユーザー側に想像してもらうというのもいいかなと思うんですよね。一見、顔を書かなくていいので楽そうに見えますけども、なかなかのセンスが問われることでしょう。
個人的にはツインテールや二つ結びしている子の後ろ頭が好きなので、そういうキャラは率先してそうしてます(やはり自分が好きなだけか……)

ほんの小さな差分を大事に

大きな動きの差分も大事ですが、小さな差分も凄く重要といえます。
例えば喘ぎ顔として眉毛が困り顔の眉毛ありますよね。
そういうのも一種類用意するのではなく、さらにもうちょい困り顔の眉毛の差分も用意するのです。最初の時と後の時で変わるわけです。これだけできっとシコっているユーザーのちんちんに響きます。
手なども重要ですね。普通の拳状態だったとしたら、さらに握りしめてみたり、手首の角度を変えたりなど。
こう言ってますけどうちのエロゲではあんまりできてないかも。
次からやりますか……
後意外とできてないのが多くみられるのに汁差分でしょうかね。
潮吹きや汗はあったほうがエロいなぁって思いますね。

大変なわけですが……

今回言いたかったのは1シーンの中で構成するなかでそのシーンで抜きたい方、抜こうとしている方がいるということを忘れずにシーン作りをしていきたいですね、という話でした。
なかにはぽんぽん移り変わるCG集もあって凄く残念に思うものもあるんですよ。とくに残念だったのが、種付けまんぐり構図がなんかすぐ終わったのとかあった。なんでだよ!そこで奥の奥までぶちこむんだよ、そして射精するんじゃん!って
こんな思いをさせてはいけませんよね。

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