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Excel関数基礎#03|COUNTIF関数の使い方

今回のテーマは「COUNTIF関数」の使い方です!

これらの関数を使うと、条件に合致するデータだけを数えることが簡単にできます。

特定の条件に基づいた集計は、ビジネスの場面で非常に便利ですので、ぜひ習得してみてください!


※できる人には簡単すぎるかもしれませんが、順次難しいスキルについても発信予定です!気になる方はフォローをお願いします!
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筆者について↓

太田こうじ。大手企業勤務の30代会社員。データ分析、業務効率化の経験7年以上。ゼロから身につけた自身の経験をもとに発信中。Excelの次なるスキルVBA・Pythonも(非エンジニア向け)。誰かの「できた!」に繋げたい。





COUNTIF関数とは

COUNTIF関数は、指定した条件に一致するセルの数を数える(カウントする)ための関数です。

使い方と、実務でのどのようなシーンで使うかを見ていきます。


COUNTIF関数の使い方

基本的な構文は次のとおりです。

前から順番に、『もし、指定した範囲の中に条件に当てはまるセルがあれば、数える』と覚えましょう。

覚えましょうと言いましたが、実際にエクセルに『 =countif( 』と打つと、自動で構文が表示されるので、丸暗記するというより何をやる関数なのか理解することが大事です。


実際には以下のような手順で使います。

例えば、C3~C6セルの範囲のうち『東京』になっている個数をカウントしたい場合があったとします。

まず、『=countif(』と入力し、検索したい範囲を選択します。

そして、カンマで区切った後に、検索条件(=検索したい値)を選択します。今回は『東京』を検索したいので、B9セルを選択します。
※直接、"東京"と打ち込むでも大丈夫です。

最後にEnterキーを押すと、検索結果が表示されます。

今回は、ぱっと見で東京は2つとわかりますが、関数でも正しく算出できていますね。データ量が多い場合に非常に便利になってきます。


「○○以上」のような条件式も可能

『売り上げが100万円以上の個数を数えたい!』ということもあると思います。そんなときは、条件式を入れることも可能です。

その場合、以下のように条件式を""で囲う必要があるのが特徴です。

複雑に見えますが、日本語に直すと簡単です。
D8からD13セルのうち、>=100(100以上)の個数を、数える
です。

条件式は""で囲う必要がある!ということを忘れないようにしましょう。

今回のケースの場合、売り上げが100万円以上のセルが4つあるので、結果は4になります。


実務での利用シーン

COUNTIF関数は実務での利用シーンはたくさんあります!

いくつか例を紹介するので、参考になれば幸いです。

※こんなシーンでも使える?など、質問があればコメントいただけましたら解答します!


例①データの重複を調べる

以下のような顧客別の売上に関するデータがあり、集計を行いたいとします。このとき、同じデータが重複して入っていると、正しく集計ができませんよね。

今回のケースでは、顧客コード005のデータが重複してしまっています。


このような場合、COUNTIF関数を使うと、以下のように重複数を確認できます。

これで、顧客コード005が2つ存在することがわかりますね。


この処理を行うには、以下のような式を入力することで、計算が可能です。

『B3:B13』の部分が『$B$3:$B$13』という見慣れない表記になっている!と思った方もいるかもしれません。これは絶対参照と呼ばれるもので、作った数式を違うセルにも適用したい場合に使用することがあります。Excelをマスターするには必須の知識になりますが、今回の本題とはずれるので気にしなくて大丈夫です。また別の回で詳しく解説します。


数式が入力出来たら、セルの右下にある■にカーソルを合わせます。カーソルが+になるのでダブルクリックをすると、一番最後の行まで数式を繰り返し処理することが可能です。

↓ダブルクリックするとこうなります

こうすることで、顧客コード005が重複(2)していることがわかります!

※ただし、『顧客005・営業山田さん』『顧客005・営業鈴木さん』のように、意味のある重複の場合もありますので、そこはご注意ください。逆に、1つの顧客コードに対して何人の営業担当が売り上げているかを確認する、という使い方もできます。


例②対象データにフラグを立てる

もう1つの例です。

「販売リスト」と「注力顧客リスト」の2つの表があり、販売リストのうち注力顧客である場合には、注力フラグの列に●をつけたい!という業務があるとします。

このようなときもCOUNTIF関数が使えば、以下の通り注力顧客だけに●をつけることができます。


実はこの処理は、COUNTIF関数とIF関数を組み合わせて使っている応用編になります。

まずCOUNTIF関数を使って、注力顧客であれば1、そうでなければ0という関数を組み、さらにIF文を使って、COUNTIF関数の結果が1だったら"●"、そうでなければ""(空欄)という入れ子にした処理をかけています。

関数の組み合わせについては、別の回で詳しく解説しますので、今回はこんなこともできるんだな~と知っておいてもらえれば大丈夫です!



このような発信を日々行っていますので、

・Excelを覚えたい!
・でも何から覚えればいいかわからない!

という方の参考になれば幸いです。


本日はここまで!お疲れ様でした。


このアカウントではこのような形で解説しています。Excelだけではなく、他のスキルについても記事を書いていく予定なので、気になる方はフォローをお願いします!
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