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ドリーム・サッカーin金沢 ~がんばろう石川!宝くじスポーツフェア~

能登半島地震から1年。石川県ではサッカー日本代表選手やJリーグOB選手などによる被災地に笑顔を届けるサッカーイベントがいくつも開催
2024年9月16日には金沢ゴーゴーカレースタジアムでサッカー日本代表OB選手による「子どもたちとのサッカー教室」や「金沢市選抜チームとの親善試合」がおこなわれた


■サッカー日本代表OBが金沢に集結!

 9月16日、金沢ゴーゴーカレースタジアムに22名の日本代表OBが集結。石川県内からは多数のサッカー少年少女が参加。まず子どもたちは順番に日本代表OB選手と記念撮影をおこない思い出を写真に残した。その後、オープニングセレモニー・子どもサッカー教室が行われた。

参加選手(敬称略)
【団長】 清雲 栄純 【監督】 西野 朗
【選手】 武田 修宏 北澤 豪 城 彰二 波戸 康広 久保 竜彦 福西 崇史
 中澤 佑二 都築 龍太 本山 雅志 播戸 竜二 坪井 慶介 南 雄太
 加地 亮  巻 誠一郎 石川 直宏 鈴木 啓太 佐藤 寿人 田中 隼磨
 太田 宏介 柏木 陽介

オープニングセレモニー
日本代表OBと子どもたちの記念撮影

■サッカー教室&親善試合

 午前はサッカー教室を実施。子どもたちは快晴の下、Jリーグ公式戦で使用している天然芝ピッチで憧れの選手とのミニゲームで汗を流した。子どもたちは日本代表OB選手にドリブルを仕掛けるなど積極的なプレーを展開。ピッチ上には選手たちの笑顔と歓声が上がり、スタンドでは気持ちよさそうに汗を流す子供たちを優しく見守る保護者の姿が見られた。スタジアムには笑顔と声援が広がりスポーツが持つエネルギーが漂った。
 午後は「日本代表OBチーム vs 金沢市選抜チーム」の親善試合が行われ多くの観客が来場。大きな歓声がスタンドを包んだ。

子どもサッカー教室

■巻誠一郎さんインタビュー

 今回のイベントは当初金沢スタジアム(金沢ゴーゴーカレースタジアム)の開業に合わせた開催を企画していたが、能登半島地震の発生もあり時期などを模索しながら9月の開催となった(関係者のみなさんのご苦労を感じる)。
 JFA日本サッカー協会は「能登半島地震復興支援プロジェクト」を推進中。ピッチ上で日本代表OBの巻誠一郎さんに話を聞いた。巻さんはJFA防災・復興支援委員長として活動しており能登半島地震発生後、「2月から被災地に30回ほど訪問して支援活動をさせてもらっています」と教えてくれた。JFA公式サイトでも巻さんは「スポーツには力があります。サッカーを通じて身体を動かすと子どもたちはすごく笑顔になります。するとそれを見ていた大人たちが元気をもらってほっとします」と語っている。
 インタビューでは巻誠一郎さんの自然な語り口が印象的だった。能登での活動も特別ではなく自然体で支援してくれていることが想像できた。

巻 誠一郎さん(JFA防災・復興支援委員長)

■主なサッカーイベント(2024年)

 2024年に石川県で開催されたサッカーイベント(GOSPO掲載分)

J-OBフットボールクリニック[3月26日 かほく市]
能登半島地震復興応援チャリティーマッチ[4月20日 金沢市]
なでしこジャパン パリオリンピック壮行試合[7月13日 金沢市]
・ドリーム・サッカー[9月1日 金沢市]

 これ以外にもJFA日本サッカー協会 宮本会長・日本代表 森保監督・現役の日本代表選手が能登に足を運んでくれて被災地支援活動をおこなってくれている。
 サッカーに限らず色んな分野の方が石川を訪れて被災地支援をしてくれていることに改めて感謝したい。

金沢ゴーゴーカレースタジアム

多くの関係者の思いが結集して開催できた今回の「ドリーム・サッカーin金沢」。これ以外のイベントも含めて、子どもたちが笑顔でサッカーを楽しむ姿、見守る大人たち、イベントを支えてくれた主催者・関係者、サッカー日本代表OBのみなさん。改めて「日常にスポーツがある豊かさとスポーツの力」を感じたイベントだった。
(取材/大田 均)

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