◾️石川で能登半島地震を経験
西選手は年末年始をかほく市の実家で過ごす中で地震が発生。実家は断水したが家族は無事だった。しかし輪島の祖父母の家が被災。新学期が始まることもあり心配しながら大阪に戻ることになった。
◾️J1クラブでの挑戦
大阪に戻りセレッソ大阪アカデミーU15での活動を再開。4月に中学3年生となり結果を追求する日々が始まった。チームではセンターバックとしてチームを引っ張る立場。リーグ戦やクラブユース選手権など日本のトップレベルの大会で頂点を目指すトレーニングを続けた。
■クラブユースサッカー選手権U15
グループリーグを1位で通過したセレッソ大阪U15は順調に決勝トーナメントに進出。1回戦2回戦を勝利してベスト8に進出。準々決勝の相手はFC岐阜U15。試合は接戦となり終盤に西選手が得点して相手に迫ったが試合終了。ベスト8で大会を終えた。FC岐阜U15が決勝に進出しただけに悔しい結果となった。西選手は「優勝を目指して臨んだ大会だったので悔しかった」と振り返った。結果は目指したものではなかったが、西選手は大会優秀選手に選出される活躍だった。
■U15日本代表候補に選出
クラブユース選手権ではベスト8と悔しい結果だったが、西選手は大会でのプレーが評価されU15日本代表候補として国内合宿に招集された。
9月2日ー4日の3日間、Jビレッジ(福島県)での代表合宿に参加。本人は「合宿がスタートするまでは少し緊張したが、いつも通りプレーできました。この経験はこの先の財産になりました」と代表合宿を通して自分のプレーに自信を持ったようだ。
■東西対抗戦U15
代表候補合宿を終えた西選手は「日本クラブユース東西対抗戦U15(メニコンカップ)」の選手に選出。オールWEST(西軍)の選手として9月16日の東西対応戦に出場した。
試合は点の取り合いとなり、最後はオールEAST(東軍)の勝利で終了。センターバックとしてフル出場した西選手は「試合は悔しい結果だったが、個人としては思い切りプレーできて楽しい試合でした」と話す。
東西対抗戦は西選手にとって、また一つ経験を積み上げることができた試合となったようだ。
■インタビュー
10月3日、セレッソ大阪アカデミーの練習拠点で西選手に話を聞いた。
■GOSPO 2024年11月号