先輩からの電話
今日先輩から電話があった。
もう何年も会っていない3つ上の先輩。
先輩は新卒の頃働いていたネット広告の会社で、デスクの目の前に座っていた。綺麗な、背の高い、色の白い美人な方で、こんな人が働いている会社に付いていけるか不安だった。
思えば新卒の頃は毎日緊張していて、自分より先輩がだいぶ大人に見え、全然自信が持てずに1年を過ごした。精神的に業務も自分に合っていなくてしんどかった記憶がある。ただその1年エクセル漬けでVLookup関数や簡単なマクロは組むことができるようになったことにはとても感謝している。人生において意味のないことはないと感じる今日がある。
そんな毎日緊張の中、その先輩は毎朝近くのコンビニでアメリカンドッグを買っては始業とともに貪り食う人だった。
美人とのギャップがすごかった。アメリカンドッグを頬張りながら10個以上年上の上司と喋る様はワイルドさも兼ね備えた美人だった。
社会人はこんな感じでいいのかと少し肩の荷が下りた。
そんな先輩より先に異業種に転職したが、それからも連絡は定期的に取っていたが、先輩も転職し、私も結婚して子供がうまれ、先輩も2人目が生まれ、お互いアラフォーになり、改めてお電話いただいても、先輩は30歳前のイメージだし、私は新卒ほやほやのイメージがあるようでなんだか不思議な気分だった。
何が言いたいわけでもないですが歳をとったなぁとしみじみ感じつつ、年齢は記号という夏木マリさんの粋な言葉を胸にこれからも邁進したいと思います。終わり