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北国の暮らしに、トリガー条項凍結解除は有効か?
トリガー条項凍結解除が検討されていますが、北国で得暮らす人にとってどうかを考えてみました。
ガソリン、軽油、灯油、重油などが使われていますが、それぞれ複雑な税体系があり、価格が上昇するたびに消費税も多く支払っています。
トリガー条項は、ガソリンと軽油についての仕組みで、灯油や重油は対象になりません。ガソリンの価格が160円を超えると、「上乗せの税金」をおまけするというもので、ガソリンで25.1円/L、軽油で17.1円/L安くなります。
11月27日の東北のレギュラーガソリンは172円/L(消費税=15.66円含) 軽油は153円/L(消費税=10.98円含)、灯油生協価格は113円(消費税=10.28円)です。
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トリガー条項凍結解除で価格がいくらになるか計算してみました。ガソリンと軽油で消費税の計算の仕方が違うので、ガソリンは172円→141円、軽油は153円→136円になる予定です。運送業界は大歓迎だと思います。
一方、灯油は、対象外なので113円(18L=2,035円)のままです。されに、現在投入されている補助金がなくなると、灯油や重油代金が上昇する可能性もあります。北国に住む免許証を返上した高齢者や農・漁業者にとってはかえってマイナスかもしれません。
消費税分もゼロにしてもらえると、助かります。
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激変緩和措置のための補助金で、ガソリンで24.3円、軽油で24.2円、灯油で24.5円 価格が下がっていました。補助金がなくなると、灯油は24.5円値上げです。
補助金による激変緩和事業の効果
https://nenryo-gekihenkanwa.jp/pdf/result_rev92.pdf?20230906
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