BYE BYE (childspot)

はじめに

日々、いろいろなきっかけで大量の音楽に出会っているけれど、そのうちの大半は一週間後には忘れ去られ、Sportifyの「お気に入りの曲」一覧の中で得体の知れない曲になってしまう。そんなことを繰り返すうちに、せめて1日1曲は、自分が出会った曲とそのきっかけ、思い入れを書き留めていきたいと思い、多少の憧れがあったこの"note"に登録した。音楽の趣味が多少個性的な自覚はあって、なかなか好きな曲を語り合う仲間と出会えない孤独な日々の中、あわよくば共感してくれる人が見つからないか、という淡い期待も抱きつつ…。

1曲目 "BYE BYE" (childspot)

まずはこの曲と出会ったいきさつから。
このchildspotというバンド。ボーカルの比喩根が多くの曲の作詞作曲を担っているようで、加えて昨年11月にリリースされたadieu(上白石萌歌)のアルバム"adieu 4"に楽曲提供をしている。このアルバムが素晴らしすぎて全曲見事にブッ刺さり、そうなるとさらに掘り下げたくなるのが人間の性というもの、その中の一曲「心を探している」を提供している比喩音、ひいてはchildspotに辿り着いた。

この曲を鬼のようにリピートするきっかけになったのは、
まずこの曲の歌い出し
 Hey 私今バラードを聞いているの
 落ち込んでるわけじゃなくて浸ってるの
 たまには落ち着きも必要でしょ
というところ。普段ロックバンドばっかり聞いている子が突然バラードを聴いていたら、何かあったのか、と思ってしまうかもしれない。でも、訳もなくバラードに浸りたくなる瞬間は突然来る。寝る前とか仕事帰りの夜道とか、そういういかにも湿っぽい時間はもちろんのこと、そうでなくとも、朝の通勤時間とか、お昼休みとか、かけようとしてもかからないエンジンを吹かしすぎてしんどくなったとき、一旦クールダウンしなくてはいけない瞬間はある。あるいは、本当につらいことがあってバラードに寄り添ってもらっているのを、こんなふうに強がっているのかもしれない。いずれにしても、そういうこと、あるよなあ~と自分を重ねてしまう。

しかしサビに向かうにつれて曲は盛り上がりを見せ、「一瞬の表情も逃さないで 私がずっと主役なの」"Don't kill my vibe"と力強くなっていく。
ここまでくれば、聞いているこちらもしっかりエンジンがかかりそうだ。
憂鬱な朝のお供、決定。

この曲の好きなところはもう一つあって、サビの「止まらないよ 止まらせないでよ」からのバッキングのリズムが、私の大好きなindigo la end の「名も無きハッピーエンド」のイントロを想起させる、ような気がするから。多分全然違うと思うし、専門的な知識がないのでうまく説明できないけれど。
音楽理論もちゃんと勉強したいな、コード進行とかもちゃんと理解したい。

一向に上達しないギターのお手入れをして、おやすみなさい。
adieuのアルバムのことも語りたい~


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