ただのにっき
経済について少しずつ勉強してみようと思った。
私は基本的に政治家を馬鹿にしてきた。
学歴なんか遠く及ばない、お金だってない。
こんなに頭がいい人たちが何やってるんだ。
ニュースで取り上げられているあんなことこんなこと、間違ってるって私にだって分かる。
つまるところ、勉強ができるだけの人たちで社会に出てからの能力、貢献度は自分の方が上だ。
私も誰かを、適当にそこらにいる人じゃない、自分より明確に上の立場にいる人を無理やり下に見て溜飲をさげたかった。
ただそれだけだと思う。
私は、ニュースを見ながら酒を飲み管を巻いている父を見るのがイヤだった。
結局、何もしないじゃん。
文句 言うだけなら誰でもできるよ。
もちろん、父には感謝してる、尊敬もしてる。
でも、そういう一面は本当に嫌いだった。
30 年 続いているらしいデフレ
私の人生のほとんどが、社会に出てからであれば全てがそのデフレの中にある。
ありがたいことに、生活に困窮するようなことはなかったが将来も安心だとはとても言えない。
こんなにお金が貯まらないのは、不景気が続くのは、税金が高いのは、ガソリンが高いのは誰のせいなんだ、政治家しっかりしてくれよ。
あんなにイヤだったはずの父と同じように、結局 私も「ただ思うだけ」
そんなことを続けるうちにあっという間に 10
年が経ち、自分も「おっさん達、今まで何してたんだ…」と言う側ではなく言われる側になった。
言われる側になったと自覚した途端、道ですれ違う赤の他人の子ども達に申し訳なくなった。
ただ、自転車を手で押しながら友達と笑い合っている中学生、お母さんに手を引かれながら歩く小さい子
この子達が大人になる時、日本はどうなってるだろう。
ちょっと大げさかもだけど、私みたいに誰かを恨んだりしながら悶々と過ごすようなんじゃなくて、毎日とは行かなくても明日を楽しみにしながら眠れるような、そんな国になってるといいな。
そんなことを考えていた矢先に石破政権の誕生、解散からの第二次石破政権
議席数を見た時に何かが変わりかけてるように感じた。
正直なところ暴力的なことが起きないと変化もないんじゃないかと思っていたのに極めて民主的に。
年代別の得票率を見れば一目瞭然
私が文句を言っているだけだったその年代を「今」とする若者たちが自分たちの力で自分たちのための変化を引き寄せた。
この若者たちの願いや行動が届かないなら、開き直って政治家共をバカにしてやる。
その時に、バカ共が何言ってるのかわかんないのめちゃ悔しい。
もし変化があったら、今度こそ彼らが言ってることをちゃんと理解して賛成、反対の意見を持つ、そして投票に反映する。
そのために、動き出した日本に合わせて、自分も動けないなら一生、自分がイヤだと思っていた、ダセェおっさんのままだ。
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