バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHIのエモさを自分なりに分析する。


アイドルグループ、「バンもん」ことバンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHIの楽曲、ライブがエモいとよく耳にする。

バンもんは6人組のアイドルグループ。
完全にバンド形式のグループでなく、時には楽器から離れ、歌にダンスにステージを駆け回る。

今日は、バンもんのエモさを分析してみたいと思う。


1、個性豊かなメンバー
バンもんは「自分がなりたい女の子になる」というコンセプトのもとセルフプロデュースをしている。

いわゆる「大手アイドル」のように全員同じ衣装で、全員が清楚系、全員が妹系に偏らない。

バンもんは、それぞれが自分を表現できる衣装を着て、自分の伝えたいメッセージを発信している

衣装も、全くバラバラだったりもする。一人はフリフリのロリータを思わせるドレスのような衣装。かと思えば、Tシャツにジャージのようなパンツを履いていたりする。
そして一緒のステージに立っている。

ルックスが好き→服装も好み→言動も好き
というように、より自分の好みのコアな部分まで全てマッチするメンバーを見つけた時、まさに教祖かヒーローように見えるのではないだろうか。
(*あえてヒロインではなくヒーローと表現。ヒロインと表記すると、恋汐りんご要素が強くなるため。)

「バンもんは他のアイドルより、自分の理想のヒーローにドンピシャに合う確率が高い」


2.バンもんの楽曲の歌詞
日本の音楽は95%が恋愛ソングである。と、個人的な意見がある。
特にメジャーなほど、その傾向は強いと思っている。

しかし、自分の感覚ではバンもん全楽曲のうち恋愛ソングは10%くらいだ。(あくまでも自分の感覚)
85%が応援ソング、肯定ソングなどの「それでええんやでソング」だ。
ちなみに、のこりの5%は「腹減ったソング」だ。

切ない恋愛ソングもそれはそれでいいだろう。
それもエモさの一つだ。

しかし、バンもんの「ええんやでソング」はまた違うアプローチのエモさだ。

リーダーのみさこが書く歌詞は、ストレス社会だったり、うまくいかない自分、満足いかない現状を受け止めてくれる。認めてくれる。包み込んでくれる。
そして、それを何倍の愛と応援で返してくれる。

「自分のヒーローが肯定して、応援してくれている。」


3.バンもんの楽曲のメロディー

バンもんの楽曲のメロディーもエモさを強調している。
バンもんの楽曲は、いわゆる「オケ」だけ聴いても素晴らしい。

特に自分の好みになってしまうが、ピアノのメロディーラインが素晴らしい。

ギターなどのロック感溢れる音も気持ちがたかぶる。
しかし、ピアノの音は人間の心に安らぎを与える音なのではないだろうか。

安らぎを与えるピアノの音、そして美しいピアノのメロディーは、歌詞のエモさをマシマシにさせる。

特に「ナナコロ」と「O(オー)」のピアノの旋律は秀逸なので必聴だ。

さらに、近頃のバンもんの楽曲はイントロが無い。もしくは短いものが多い。
歌い出しのインパクトがキャッチーなエモさを醸し出すのではないだろうか。

「自分のヒーローが、エモいトラックに乗せて応援してくれる」

4.バンもんの楽曲のイメージ

どのバンド、歌手の楽曲にも、イメージ、雰囲気、情景というものがあるだろう。
楽曲を聴くシチュエーションというものも影響するかもしれないが。

もし、自分が映画のプロデューサーになった想像をしてみてほしい。
バンもんの楽曲を映画の中で使うとした場合を。

バンもんの楽曲の使い所は、圧倒的にエンディングテーマだと思う。

映画のストーリーが終わり画面に「fin.」の文字。
一瞬暗転しエンドロールが流れる。そこにバンもんの楽曲はバッチリハマる。

テレビ番組で使われるところを想像したとしても、絶対にオープニングではなくエンディングに合うだろう。

子どもの頃、1週間待ちに待った好きなテレビ番組。
エンディングテーマが流れると、寂しい気持ちと、また1週間待たなければならないという残念な気持ち。

エンディングテーマは、そんな気持ちを抱かせる。

「エンディングテーマ感。」そんなバンもんの楽曲の雰囲気もエモさの上積みだろう。


「自分のヒーローがエモいトラックに乗せて応援してくれるが、どこかしら寂しさを感じさせる」


5.まとめ


特にツアーのオーラスに至っては、長い映画のエンディングだったり、大好きなテレビ番組のエンディング、もはや最終回を感じさせる。

一言で表すならば

「バンもんのエモさは最終回を連想させる」なのではないだろうか。

以上。

*上記の拙文は全て個人の見解です。
 また、これより以前に同じような分析、文章が世に出ていたらすみません。パクリではなく自分で思いついたものを文章にしました。

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