【悪魔】を愛する僕が考えるマーカス・ラッシュフォードの幸せな未来
【悪魔】
僕が、応援しているサッカーチームはそれぞれの国の言葉でそう呼ばれています。
英語で、"Red Devils"と呼ばれているのが
マンチェスター・ユナイテッド。
イタリア語で、"Diavolo"と呼ばれているのが
ACミラン。
他にもこの2クラブには、共通点があります。
どちらもシーズン途中に監督が替わり
ポルトガル人が率いていて、今チームとしての基盤を再構築している、真っ最中である事。
そんな、僕が応援している、両チームの間で話題になっている一人の選手がいます。【マーカス・ラッシュフォード】マンチェスター・ユナイテッドのアカデミー育ちで、現在のNo.10。
現在彼が、新天地を求めてミラノにやってくるかもしれないと話題になってます。今回は、両チームを応援している僕が彼の目線と双方のチームの現状を踏まえて個人的に好き放題、あ~だこ~だ言いたいなと思います。
※あくまで僕の周りのサッカー仲間に話す延長で書いておりますので、専門的な情報を知りたい方は、各媒体や応援している事を公言しているYouTuberのコンテンツをご覧下さい。
1.ラッシュフォードの現状と狙い
現時点「1/16」で、7戦連続欠場中。
最後の出場は、12/13。最後の得点は12/1。
ガルナチョと共にダービー欠場をした時「トレーニングや、ピッチでのパフォーマンス、服装、食事の仕方、チームメイトの関わり方等の全てを重要とする」と言うコメントを試合前日の記者会見でアモリム監督に言われしまう。11月の代表ウィークにNBA観戦を全身ヴィトンコーデでしている姿が目撃され、レジェンドのG.ネビルから苦言を呈される。昨年3月のブラジル戦の出場からは以降代表の招集がない。
これらを踏まえると、現状の指揮官アモリムの評価と序列は低い。しかし、2025年1月にイングランド代表の監督にトーマス・トゥヘルが就任した事で、主戦場である左ウィングに絶対的な存在がいない代表の現状を踏まえて、定位置を獲得し、スカッドに返り咲きワールドカップに、出場をする為に出場機会を得てアピールをするために移籍を希望している事がわかります。
2.双方クラブの思惑
ユナイテッドの場合
新指揮官アモリムから、構想外の扱いを受ける
現状とプレミアリーグで、5番目タイとなる年間の給与※を支給されているが、現状は金額に見合った活躍は出来ていない。また、指揮官の理想のサッカーを実現する為に、穴だらけのスカッドからの改善をするために補強が必要。そこで資金の捻出が必要で、その対象にしたいと思っている様に見えます。ちなみに、年間の給与は「ブルーノ・フェルナンデス」と同額…
※https://www.spotrac.com/epl/rankings/player/_/year/2024/sort/cash_total を参照。
ミランの場合
元同僚のズラタン・イブラヒモビッチがクラブ内部で活動をしており、潜在能力や絶好調の姿をわかっているので、興味を示す事も有り得る話。また、新監督のセルジオ・コンセイソンが、前所属ポルトにて4-4-2のフォーメーションを採用していた実績があり、ミランでも採用する可能性があり、そこで最前列や両サイドでプレーができる選手のオプションとして、選択肢に含めたい意向が様に見えます。
更に今夏にセリエAに来た、スコット・マクトミネイやダビド・デ・ヘアと言った元ユナイテッド組の活躍や、現在同リーグで大暴れしている、アタランタのアデモラ・ルックマンやミランのクリスチャン・プリシックと言った元プレミアの選手達の現在の活躍を見て、そこに続くと大きな期待を寄せていると思われます。
3.活躍するための条件
ラッシュフォードが活躍したと言えるのは19/20、20/21、22/23の3シーズンです。19/20が、44試合22G8A。翌20/21が、57試合21G12A。そして22/23が、56試合30G9Aとなっています。
PS) リーグ戦で初の二桁得点到達は18/19。
この3シーズンに共通して言えるのが、左サイドバックのルーク・ショーが、30試合以上稼働していたことでした。近年故障で全く稼働をしていない彼ですが、14/15シーズンに加入してからシーズンで稼働できたのが、18/19の40試合と翌19/20の33試合とそのまた翌年20/21の47試合に加え22/23の40試合のみで、後はシーズン通しての稼働はありません。ただ、ラッシュフォードの活躍したシーズンとは被っています。
これらの事実を踏まえて、彼が活躍する上で必要な事として、苦手な守備をサポートして自身をカバーしてくれる、ルーク・ショーの様にプレーができる自分の後ろのポジションの選手の存在が必要不可欠であると思います。
4.最適な移籍先は?
個人的に、彼の最適な移籍先はACミランでは無いと思います。仮に、監督が昨シーズンまで率いていたステファノ・ピオリで、チームからラファエル・レアオが抜けた時であれば最適なピースになったと思います。ただ、現状チーム最高額の給与をもらっているNo.10が居る以上は、確固たる地位がレアオにはあり、メインでプレーできる保証も無い、ならばお金を使うのであれば他のポジションにお金を割くべき現状だと思います。
ただ、彼が心機一転を図る上で適しているチームはあります。プレミアに留まるならば
ノッティンガム・フォレスト。国外に出るならば、ナポリが最適だと思います。
前提としてユナイテッドの給与負担があってこそではありますが、前者は今のプレミアリーグで台風の目となっていて、ヨーロッパ大会への来季進出も現実味を帯びています。最前のクリス・ウッドや右ウイングの元ユナイテッドのアンソニー・エランガとトップ下を務めるモーガン・ギブス=ホワイトといったアタッカー陣の活躍も際立っている中でラッシュフォードのメインポジションである左ウィングは、カラム・ハドソン=オドイが主戦でプレーをしているが、ドリブルの侵入回数等ではスタッツがリーグ上位に位置するなど持ち味は、発揮していますが、目に見える得点やアシストへと結果が結びついて居ない状況です。
来季を見据えてヨーロッパの舞台で戦う事を考えると無れば、レンタル移籍で様子を見て復調の兆しが見えたならば買い取るという選択肢を検討することで、現有戦力の攻撃面での活性化が見込めるのではないかと思います。
また、国外の最適な移籍先として挙げたナポリは、もうまもなく左ウィングのクヴィチャ・クワラツヘリアのPSGへの移籍が、決定すると報じられています。それにより左ウィングのポジションが空きます。現状ナポリは、右ウイングがメインポジションの、ダヴィド・ネレスを左ウィングに配置する試合も数多くありますが、来期のヨーロッパ大会もリーグと併用して戦う事がノッティンガム同様に考えられるため、左ウィングのポジションにラッシュフォードが入るのは、悪くない選択肢になるのではないかと思われます。
また、コンテ監督下のチームにおいて地位を高めてる二人の元ユナイテッド戦士がいます。ロメル・ルカクとスコット・マクトミネイです。彼ら二人の存在が間違いなく、新チームへの適応と自身の復活に一役を買うはずです。また、財政的にもまとまった移籍金が入りかつ、買取オプション付きのレンタルという選択肢も使えて、合わなければサヨナラ。必要ならば、25年夏にガラタサライにレンタル移籍中のビクター・オシムヘンの売却があれば、そこで得た資金の一部を獲得資金に充てるという事も出来る為、ナポリ加入を僕は推したいです。
5.最後に
気がつけば長くなってしまいましたが、ハマった時の彼の姿を知ってる僕は、今のままでは終わってほしくないと思っています。彼の幸せな未来に、大きなウェイトを占めるのが、お金なのか、ピッチ上でのパフォーマンスを高める環境なのかわかりませんが、最善の選択肢を選び彼のキャリアに、また輝きが戻ることを強く願っています。