当たり前すぎて「好き」が見えなくなるとき
大阪市立デザイン教育研究所の学生さんによる毛糸を使ったワークショップに子どもと参加してきました。
子どもが小さい時は自転車の後ろに乗せてあっちこっちに行ってたけれど、彼女ももう自分のしたいことを自分のしたい時にやるようになり、私は私で自分のしたいことを自分のしたい時にしているので、一緒に同じことをするというのは久しぶりでした。
私は今でこそ自由な人!とか、やりたいことやってる人!という風に見られることが多いけど、成績重視、学業一番、毛染めは不良の始まり、通知表は正座になって渡し、国語は5だけど算数は3だなんて聞かされて…というまあまあガチガチな家庭で育った人間で。
たとえば漢字ドリルの宿題なんて、書くそばから消しゴムで消されてました。伝わる人に伝われ。笑
親の思い通りに子は育たないといいますか、その真反対を学ぶ子もいるといいますか。そんな家庭で育った私は自分の子育てでは成績軽視、遊びが一番、ピアス開けたくなったら言うてや〜!な、ゆるゆる家庭を営んでるわけです。
軽視しているというのは語弊があるかもしれないので付け加えると、彼女のやりたいこと・得意なことが仕事につながればいい、苦手なことは周りに投げられる人になればいいと思ってるので、小学校生活で言うなら自分はコレとコレが好き!というポストイットが増えて、コレは苦手だから教えて!と周りに伝えられる経験ができればじゅうぶんかなぁ、くらいには、子どもに求めてません。求めないスタイル!イエス!
んで、そんな中行ったワークショップ。
1時間くらい作業してたかな。後半にさしかかった頃にはワークショップの学生3人とも打ち解けてきて、学生さんの通う専門学校や母校である工芸高等学校の話などを聞いたりして、みんな好きなことをして、興味のある分野に進学して、そこで気の合う友達と出会いワークショップを主催したりして、なんかめっちゃいいなーって思いました。
娘、初対面の時は口数少なめなので、今日は楽しめてたのかなー?なんて親心に思ってたのだけど、夜に妹を誘ってぽんぽん作りを始めて、その時の妹への教え方が昼間に教えてもらった学生さんの喋り方そのまんまで、あぁ、行ってよかった。すてきな学生さん達と時間を過ごせてよかった。って心底思いました。
たった1時間過ごした相手の言葉遣いや言葉のチョイスをきっと無意識に脳が覚えてアウトプットしてるんだけど、一緒の家に住む私はより一層意識したいなぁと感じました。
ほんで私自身は会った瞬間から話しかけやすい人になれるようにもっと笑顔や気さくな感じを心がけよう。。学生さんたちがとても緊張していた気がするので・・・2024年の目標やなっ
今回ポップアップショップされてたのは九条にあるSTOQueさんで、まだ使える廃材端材余った資源をおもしろおかしく使えるプロジェクトをされてるところなんですが、わたしSTOQueさん大好きで。
たぶん子どもの頃から余ったものとか捨てるゴミとかをまだまだ何かに使えないかなーって考えるのがずっと好きで。でもそれが当たり前すぎて「好き」かどうか考えることもなく大人になってたんだなーなんてポヤーンと考えました。ここ1年、廃材が好きな人達と凄い勢いで知り合っていってるように思います。
「廃材が好き」って子どもの頃に気付いて口に出してたら、きっとその頃にも同じように好きな人が集まってたのかもしれないな〜
そんなわけで、この貝殻、私だったら何に使うかな〜なんて考えたりしています。
1月末にある大阪工芸高等学校と大阪市立デザイン教育研究所の作品展が今から楽しみです。
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