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2024.1.8
昨夜は「浮き雲」を観にふたたびシネマ203へ。
「枯れ葉」の上映にあわせてアキ・カウリスマキ監督作品も数作リバイバル上映してくださってる。
なんてありがたい。
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1997年に渋谷のユーロスペースで初上映されたのを観て感動して以来、何度も観てきた「浮き雲」。
しっかりあらすじは頭に染みついていても、やっぱり感情が湧き上がって、こらえきれず泣いてしまった。
古典落語は同じ話を寄席で何十回聴いても、面白くてつい笑ってしまうように。それとおなじ感覚。
良い映画は何回観ても、やっぱり良いなあ。
しみじみとしあわせな気持ちになった。
寒風吹き荒む日曜夜の上映回だったけど、ほぼ半分くらい座席が埋まっていた。その半分くらいがわたしを含めリピーターだった。
和歌山市の映画好きにとってシネマ203のような映画館の誕生は本当に嬉しい大ニュースだと思う。熱心に通っておられるの気持ちは本当にわかる。一度足を運んでみて、より強くなってると思う。
東京に住んでいる頃でも観たい作品がかかる映画館がどんどん少なくなって、家で観ることが増えてしまった。同じ作品でも映画館で観るのと感じ方が全然ちがう。あらためて映画館という存在の大切さに気づいた。
わたしも長く通い続けることで応援していきたい。
残念だったのは、エンドロール流れているときに前の席の男性がスマホの電源を入れてLINEの確認してたこと。小さな映画館でそれをされるといかに眩しいか。そんなに時間を気にしてるなら家で観ればいいのに。
嬉しいことも書いておこう。
上映前に常連さんらしき男性おふたりが「PERFECT DAYS2回観ちゃったよー」「僕も観ましたよ!」って嬉しそうに映画に出てくる浅草のお店やカセットテープについてお話しされてた。
心のなかで大きく同意した。また観に行きたい。