組織より人との出会い
昨日のこと。
予定帝王切開前日、
廊下で新生児を連れた助産師さんとすれ違う。
「あー、かわいい❤」自然とつぶやくと、
「明日には会えるじゃない」と笑われた。
ふと、
「明日には回って、明日会えなきゃいいのに」と私の口から出た。
これが私の本心なのかな?
その時すれ違った助産師さんが
「廊下で聞いた言葉が引っかかってね」と訪ねてきてくれた。
「経産婦さんで納得しないまま帝王切開になる人がいるから、もし、下から産みたければ、体操してみる?やるだけやったら気持ちも違うから」と。
教えてもらった体操をしてみた。
回る気配はないけれど、
気持ちを察してくれる人が近くにいると思うだけで安心する。
病院という組織では、
なかなか理想どおりのお産にたどり着かない。
それを納得した上でここに居るのだけど、
組織として立ち回れないことも、
ひとりの人が解決してくれることもある。
まだお産はこれからだけど、
今回もまたいい出逢いと気づきをもらった。
帝王切開は3人目にして初めてで、
確かにもう一度陣痛と生まれてくる感覚を味わいたいと思っている。
けれど、
帝王切開を経験するのもありだな、とも思う。
投げやりでなく、
純粋にどちらでもいい、
お腹の子にも意図があってそうなるんだろう、
と思っている。
思っている、でなく、
思おうとしていたのかもしれない。
そうやって、
まだ【聞き分けのいい子】でいようとしたのかもしれない。
ほんと、自分の本心を探るのは難しいな。