見出し画像

2024/2/24-25 SHINee WORLD VI「PERFECT ILLUMINATION」JAPAN FINAL LIVE inTokyo東京ドーム公演レポート

2023年9月30日から日本で始まったSHINee WORLD VI「PERFECT ILLUMINATION」ツアー。

ファイナル公演として、2024年2月24-25日の2日間で東京ドーム公演が行われた。

「PERFECT ILLUMINATION」の名の通り、完璧な公演だった。

SHINee WORLD VI「PERFECT ILLUMINATION」は、6月のソウルコンから始まっているのだが、ソウル公演をベースにしつつも、日本ツアーでは過去の日本ツアーで人気だった曲や、印象深い曲がセットリストに入った。(日本ツアーのレポートはこちらの記事から)

それだけでファンとしては感無量だったのだが、今回のドーム公演はさらにそれを上回るような公演だった。

2日間だけのそのために作られた公演。しかも、古参も新規も誰も置いて行かないセットリストだ。

なぜなら、ジョンヒョンがいた過去のツアーの思い出が深い曲もあれば、新しいSHINeeとしての曲も、全部詰め込まれているからだ。

ここでSHINeeの東京ドーム公演の歴史を振り返ってみる。

初めての東京ドーム公演は、2015年。「SHINee WORLD 2014 ~I’m Your Boy~ Special Edition in TOKYO DOME」だ。(2014年のツアーの追加公演だったので公演日は2015年)

引用:音楽ナタリー

「Everybody」から始まった初のドーム公演を今でもハッキリ覚えている。王子みたいなキラキラ白衣裳が本当に印象的で、特別感が出ていてとても良かった。

今回の公演は、その衣裳を思い出させるものだった。オープニングでSHINeeが登場したとき、すぐに初ドーム公演を思い出して、号泣してしまった。メントでも言及されていて、SHINeeにとっても本当に思い出深い公演だったのだな、と感じた。

引用:SHINee Official Twitter
引用:SHINee Official Twitter

東京ドーム公演後に行われたソウル公演でも、同じ衣裳だった。この頃はちょうどView活動期。

オープニングのSherlockの映像は、本当にグッと来た。ジョンの声もオニュの声も、さらに影絵まで映っていた。

やっぱりSHINeeは5人なんだな、という感覚。以前なら、寂しいという気持ちが勝っていたと思うが、数年間で無意識に気持ちの落とし所が見つかっていたんだなと思う。

アンコール前にファンのボードの「Forever 5HINee」が映った。(5HINeeとは、5人のSHINeeを表した通称)

ジョンとオニュはここにいないけど、いるんだという安心感。VCRからも5HINee愛が溢れていて、初めから涙ぐんでしまうファンも多かっただろう。

「Picasso」は「I’m Your Boy」(2014年09月)の収録曲で、バキバキに踊るダンスナンバーだ。初っ端からブチ上がる選曲だったし、シャオル(SHINeeファンの総称)も、沸いていた。

こんな激しいダンスでも、メンバー全員30代になっているんだから、兵役前のアイドルにとっての希望だなと思う。

兵役を終えても、この実力とシャオルの熱量。本当に誇らしい。

「Stranger」は日本初アルバム「The First」の収録曲。私にとっては、この曲はジョンのイメージがとても強い。

「何度でもこの名前を」の後のオクターブが上がるところ。ジョンのパートをテミンがしっかりと歌い上げていて、泣けた。

デビュー当初は他のメンバーに比べてボーカルが劣るため、パートを減らされていたテミン。

ジョンに歌い方を教わっていたからか、いつの日かジョンの歌声に似てきていたが、今回の公演で「テミンの中にジョンがいる」ことを確信した。

思い返せば、テミンがボーカルの実力を発揮したのは、「Why So Serious?」のとき。メインボーカルのジョンが車の事故で活動休止していたため、その代わりをテミンが務めたのだ。

そのときにも成長を感じていたが、2023年4月8日のジョンの誕生日にテミンが投稿してくれた動画で、ハッキリわかった。

@justcarya

Taemin shares a heartwarming cover Honoring his late bandmate, Jonghyun🪽 "END OF THE DAY" who's the one Jonghyun composed. #shineeworld #shineeworldconcert6inmanila #shineexshawol #jonghyun #taemin #shinee #fyp

♬ original sound - Smile onew 💚 - Smile onew ᥫ᭡

暗闇で演奏しているのでテミンの姿が見えず、本当に最初ジョンが歌っているのだと思った。

今回の公演では、テミンの中にジョンを感じる瞬間が何度もあった。テミンだけでなく、ミノがジョンの普段やっていたクセを真似しながら歌ったり、天を見上げるような仕草だったり。

ジョンが公演も見ているような気がして、公演中に何度もドームの天井を見上げてしまったシャオルも少なくないと思う。

「HARD」からは、新しい曲が続いた。昔の曲調とは完全に毛色が違うが、新たなSHINeeを見せてくれる。

その後は、なんと「Lucifer」の韓国語verだった。日本では日本語ばかりやっていたので、久々の韓国語での掛け声はみんなテンションが上がったに違いない。

昔は「またLucifer」みたいな感じで、飽き飽きしているときもあったが、それすら懐かしい思い出になっていることを感じた。

特にオニュも今回は出演しないなか、メインボーカル不在での公演。バラード曲は厳しいかもしれないと思っていた。

「Colors of the season」や「100年ずっとそばにいて」を3人で歌い上げたときには、本当によく頑張ったんだろうと感慨深かった。

普段泣かないミノが25日の公演で涙していたことを見ると、SHINeeは色々なことがあってこういう状況になって、この公演を全力でやるために準備してくれたのだなと思う。

SHINeeは、努力の過程を見せないアイドルなんだと改めて感じる。普段飄々とこなしているメンバーしかいないので、そう感じるのだろう。

シャオルに対しても、他のアイドルに比べて愛情表現は少ないが、言葉では表現できないくらいの絆がSHINeeとシャオルの間にはあるのだ。

キーが25日の公演の最後のメントで「次は昨日会ったみたいに自然な雰囲気でまた会いましょう」と言っていた。

長年SHINeeを応援してきて、ときには寂しいときもあったけれど(ファンへの愛情表現がサラッとしていて。多分メンバーの中ではジョンが一番あったかも)、表現しなくても滲み出ているファンへの愛がSHINeeにはあると思う。

メントのときも、どんどん内輪で盛り上がり始めて、ファンが置いていかれるのも恒例だ(笑)

プライベートでも会っているほどのメンバーの仲の良さとはまた違う、SHINeeだけが出せる雰囲気。友達よりも家族みたいな、気軽にいられるような感覚。

そんなあたたかい絆がSHINee間にも、シャオルとの間にもあるように感じる。それぞれの生活があって、特別なときだけ集まるような、そんな関係になったのだな、と思えた。

そして、24日の公演の最後にはテミンが活動休止中のオニュに言及した。

「オニュさんと一緒にまた4人でステージに立ちたい」というテミンの言葉で、シャオルも安心できたと思う。

テミンが「1000年ずっとそばにいての歌詞にあるように、皆さんがずっとSHINeeを守ってくれてる」と言っていたように、シャオルはあったかくてでっかいファンダムだ。

オニュが帰ってきたら、またみんなで「おかえりー」と叫びたい。

Sherlock +Clue +Note(Remix)
Picasso
Stranger
君のせいで
Get The Treasure
Dream Girl(JP ver.)
Like It
Good Evening
Breaking News
HARD(Rock ver.)
Don’t Call Me(JP ver.)
Body Rhythm
JUICE
Everybody
LUCIFER
View
LUCKY STAR(24日)Dazzling Girl(25日)
Replay(JP ver.)
Love Like Oxygen(JP ver.)
Your Number
Keeping love again
Fire
Diamond Sky
LOVE
君がいる世界(サプライズ)
SUPERSTAR
Runaway
The Feeling
Colors of the season
1000年ずっとそばにいて…

いいなと思ったら応援しよう!