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2023 MAMA AWARDSでSEVENTEENの「Album Of The Year」受賞を見届けてきた

11/29に東京ドームで開催された授賞式「2023 MAMA AWARDS」に参加してきた。

MAMAは出演者が発表されないままチケッティングが開始するうえに、SEVENTEENは翌日から単独ツアーの名古屋公演があったので、出演しないと踏んでいる人が多かった。

だからなかなかチケットを取るのは難しかったのだが、本当に参加できてよかったと心から思えるので、ここに記しておきたいと思う。

久しぶりのMAMA出演ということで、本人たちのテンションも、Caratの気合も凄かった。今回は、MAMAの成績の対象だった「FML」がかなり売れたので、大賞を取れるという期待も大きかったからだ。(とはいえ、BTSのメンバーもソロアルバムを出していたので、100%の確信は最後まで出来なかったことも事実)

「Album Of The Year」(大賞)の何がすごいのか


ホシがコメントでも述べていたが、SEVENTEENは2015年にデビューし、その年のMAMAに出演したが、そのときに何も賞をもらえていなかった。

デビューの年に味わった悔しさをバネにしてここまで駆け上がってきたことが本当にすごい。

SEVENTEENは2016-2018年までベストダンスパフォーマンス賞を取ってきた。ダンスのシンクロ率(群舞)に自信があるSEVENTEENが、2019年にこの賞を逃したことは、本人たちにとってもCaratにとってもかなり衝撃的な出来事だった。

そのときの現場の空気がよくわかる記事があったので、ぜひ読んでもらいたい。
https://ameblo.jp/nana-17days/entry-12553293341.html

ホシがファンだと公言しているSHINeeだってMAMAの大賞を取ったことがないのだ。こんなにK-POP界に功績を残している先輩たちでも取るのが難しい大賞を、ついにSEVENTEENが受賞した。

パフォーマンスについて

今年のMAMAの成績にはカウントされていないが、K-POP史上最高の初動枚数を記録した「God of the music」から「Super」の流れが本当に最高だった。

「God of the music」は日本で披露するのは初めてだった。MVや音楽番組で着てたキラキラのジャケット衣装がとても印象的だったが、それがMAMA仕様になっていてとてもよかった。

赤と黒の衣装にも意味があるのだろうか。偶然なのか必然なのかわからないが、2015年のMAMAでも赤と黒の衣装を着ていたのだ。(きっとSEVENTEENのことだから偶然ではない気がする)

「God of the music」で会場を一気にひとつにし、現場をあたためたところで、魅せる「Super」。

元東方神起のジェジュンも自身のYoutubeにディノが出演した際に、こう語っていた。

「自分たちの曲で一番華やかでかっこいい曲はRising sunだと思うし、SEVENTEENにとってもSuperがそれに当たると思う」

MAMA1日目でちょうど東方神起がライサンを披露していて、リリースされたのはかなり前なのに一生新鮮でかっこよく聴ける曲だと改めて感じた。

「Super」もきっと将来レジェンドになると思う。SEVENTEENのかっこよさが凝縮された曲だから。

「Super」はSEVENTEEN自身を孫悟空に例えた曲だ。この曲のラストで「この歌はこの漫画のエンディングストーリーだ」とウジが歌うパートがある。

MAMAのために用意されたスペシャルステージでは、漫画をMAMAに替えて全員で叫んでいたのがとても印象的だった。(韓国語で漫画は만화-マンファ-と発音するのでMAMAと似ている)

このブログでも何度も言っている、SEVENTEENは青春漫画のようだということをこのステージでも確認した。

ウジが「Super」の最初に、床においた本をパタンと閉じるパフォーマンスがあった。

SEVENTEENにとって悔しい思い出がたくさんあったMAMA、今回の成績が長年の思いを果たせたというエンディングになっているのは、本当に胸が熱くなる。

2023 MAMA AWARDSで筆者がグッと来たポイント


①ウジのコメント

「僕たちSEVENTEENが、ここに来るまで長い時間が掛かったようで変な気分だ。僕たちは本当に最初から後ろ指を差されるグループだった。絶対にダメだと、目の前でお前たちは人数が多くてダメだと言われた。SEVENTEENという名前で音楽を作って10年になった。本当にこのような瞬間に、CARATの皆さんが応えてくださってとても感謝している。必ず約束する。最後まで本当に一生懸命に、もっと良い音楽をプレゼントする、良いグループになれるよう頑張る」

デビューから相当なことを言われて、悔しい思いを何度もしてきたのだと思った。特にプロデューサーを務めるウジへの評価はとりわけ厳しかったのだろう。「Album Of The Year」はいわばウジへの賞とも言える。

辛かったときにSEVENTEENを諦めないでいてくれて、ずっと良い音楽を作り続けてくれて本当にありがとう。

これまで出してきた音楽も全て素晴らしいのに、まだ努力を怠らないウジには本当に頭が上がらない。

②スングァンのコメント

「僕がこのようなを言ってもよいかわからないけれど、今年1年は本当に色々なことがあったが、僕たちのグループを愛して応援してくれた、僕の友人ビン(ムンビンの愛称)にとても感謝している。ありがとうと伝えたい」

ムンビンはASTROのメンバーでスングァンの親友だった。スングァンにとって大切な友達が亡くなってしまった2023年。彼自身も活動休止をしていた期間もあり、本当に辛い1年だったと思う。

親友の死を乗り越えて、SEVENTEENとしてまた戻ってきて活動してくれたことに本当に感謝したい。同じくアイドルだったムンビンの夢も一緒に背負い、きっと今後も私たちにたくさんの希望と感動と笑いを届けてくれることだろう。

③ジョンハンの日本語コメント

2017年のMAMAで受賞のときに壇上に立ったジョンハン。緊張して覚えた日本語が飛んでしまった。

3日間かけて一生懸命覚えた「この賞をカラットの皆さんに捧げたいと思います」が言えなかった。

そのとき「来年言います」と言ったことがきっかけで、そこから日本語の勉強を始めたことを、自身のラジオで語っていた。

そこから2019年にリベンジを果たしたが、2023年はもっともっと流暢になっていた。

「本当に感謝している。いつもこのような授賞式で受賞する度に信じられない気持ちになる。とっても幸せだ。SEVENTEENがつらかった時、CARATの皆さんの応援してくれた言葉が本当に力になった。CARATの皆さんと一緒に積み重ねてきた努力が実ったと思う。この賞をCARATの皆さんに捧げたい」

SEVENTEENのなかでとりわけ温厚で、普段はゆるーいテンションを見せてくれるジョンハンも、やっぱりSEVENTEENだなぁと感じる。彼だって悔しい気持ちをバネにして努力を積み重ねて、今成功しているのだ。

④S.SOUPSがMAMAの壇上に立ったこと

前十字靭帯断裂の治療により、「God of the music」の活動に参加できなかったリーダーのS.SOUPS。パフォーマンスももちろんできなかったのだが、大賞を受賞する際には、メンバーと壇上に立っていた。

13人で受賞した大賞。またしても青春の1ページを見せつけられたようで眩しかったし、その空間にいられたことが本当にありがたかった。

やはり辛いときも、幸せなときもSEVENTEENは13人でいなくてはいけないのだ。

紛れもなく今歴史的な瞬間を見てるし、彼らは「いつも歴史に残るようなアイドルになりたい」と言っているが、現実でそうなっていると思う。

MAMA翌日の名古屋公演でホシが「夢を諦めないでください」と言っていたが、本当にいくつになっても夢を諦めないこと、SEVENTEENからその勇気をもらえた。

2024年もきっとSEVENTEENは歴史的瞬間を更新していくだろう。一分一秒も見逃したくないから、自分も色々なことを頑張って少しでも彼らの姿を目に焼き付けようと誓った。

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