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橈骨遠位端骨折術後患者の評価~情報収集から術前生活の捉え方~

1.はじめに

 2000年にOrbayにより報告された掌側ロッキングプレートは、橈骨遠位端骨折に対して最も用いられる手術療法となっています。その強固な固定性により術後早期の手関節運動が可能となったことで、橈骨遠位端骨折術後患者のリハビリテーションは変化の時期にさしかかっています。また、近年は多くの評価指標が開発され、それに伴い研究報告も増加している一方で、何をどのように組み立てたらよいのか悩むことは少なくありません。

 本記事では、橈骨遠位端骨折術後患者に対して私が行っている評価について丁寧に解説していきます。特に症例報告を行うために必要な評価を記載しておきますので、参考にしてください。

※以下、本記事は有料となります。

2.情報収集

 まずは、基本的な情報収集についておさらいしていきましょう。

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