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いつもコラムを読んでいただきありがとうございます。
セラピストは必ずと言っていいほど、相手の言動に配慮しながら、治療に励んでいると思います。
また、私たちが持つ言葉は想像以上にクライアントにインパクトを与えています。医療従事者というのはそういう立場にいます。
きっと皆さんも一度くらいクライアントに以下の言葉を言われたことがあるかと思います。
「この病気は治るかな。」
「治療はうまくいってるんでしょうか。」
「調子があまり良くない。」
「身体が痛くて動けない」
「全然動いてないからご飯食べる気にならない。」
「腰が重くてどうにかしてほしい」
「手が動くようになりたい」
など
他にもたくさんありますが、クライアントから言われた時、どのような「言葉」を返しますか?その場しのぎですか?相手の目線に立って解決していこうと考えますか?それとも、厳しいことを話しますか?
ここに対する答えは一人ひとり違うと思います。答えはありません。
仕事という位置づけで我々は物を見過ぎだと思ってます。
仕事という前に「入院して辛い状況にいるのは目の前の患者」であることを忘れてはいけません。
だからこそ「言葉」の持つ力で勇気や希望を与えることができます。
クライアントは主治医以外の医療従事者に言われることで安心したいがために、自身の病状を何度も確認したりすることもあります。ですから、言葉が持つ意味を深く考察してみてください。意欲を掻き立てることだってできるはずです。
きっと自分達の中で意欲的になるフレーズがあるはずです。クライアントにもきっと核となる言葉があるはずです。
その言葉を投げかけられた時、相手の反応は今までと違うものになると思います。
昨日まで上手くできなかったクライアントの関係性だって改善することができるはずです。
例えば、「あの時の先生の〜と言ってくれた言葉がすごくよかった」と言ってくれたりします。言われて気づくこともあるのですが、自分が思ってたよりもクライアントの脳裏には焼き付いていたんだと気づきます。
ですので、自身の言葉の癖を考察し、改めて言葉の使い方を変えてみてもいいかもしれないですよね。
今回は大分、ぼんやりした話しだったかもしれません。
セラピストの技術は大事ですが、それよりも言葉のやりとりがとても重要であると思ってます。
本日もお読みいただきありがとうございました。