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【今日の】#3 知らないという機会損益

⓵今日の「デザイン」 
■「余白」を活かせるレイアウト

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出典:AJINOMOTO

「余白」は
写真、動画、レイアウト、小説、音楽、人生……
何においても美しさを際立てる役を担う。

今回
「余白 デザイン」 「余白 レイアウト」
で検索してみたところ、画像検索ではどちらも
文字通りの
「端部分をどれくらい空けるか」という説明が。

BlogやPinterestでは上記の写真のような
「積極的な余白」を用いた作品が見受けられた。

 "margin layout", "margin design" で検索しても
余白を使ったデザインは世界共通だったのだが……

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引用:creativemarket.com

数万件のうち上位に表示されるTOPデザインを見ても
それが日本の作品かそうでないかは一瞬で判断できる。
この違いを何か考えてみたところ

「ああ、縦文字だ」 と謎が解けた。

広告や写真において、特に横向きの構図の中で
縦に空間を取るということは
余白が主張できる割合が大きくなる

仕事の資料やBlog、SNSの本文でも
縦文字を見かけることはまずない。

改めて縦文字に出会える場所なんて、
本、神社、広告、デザインくらいだけだった。
この 縦文字×余白 という珍しさ
僕たち日本人たちにとっては目を引きやすく、
ゆえにデザインとして論理性があるようだ。


⓶今日の「動画編集」 
■紅葉動画の取り方Vol.1

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引用:Sony 紅葉の風情を撮る

インバウンドのない今年の京都の紅葉は
人生最後のチャンスだと心してiPhone12 pro maxを持って向かうと
自信の撮影スキルのなさに崩れ落ちた。
紅葉を取るとき、紅葉でポートレートを取るときに
気を付けなければいけない点

▼紅葉
1)逆光で撮る
2)背景を異なる色にする
3)ピントをずらす

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引用: https://farm6.staticflickr.com/5778/22815140387_3f4e8155c3_z.jpg

▼紅葉のポートレート
1)順光で撮る
2)3次元撮影をする
3)紅葉を動かす

「主役を誰にするか」これだけで
1と2が自動的にできる。
人が綺麗に映るのは順光、
前ボケと背景ボケで真ん中の人物にフォーカス
ここまでが基本でその上でアイディアが差をつける。

・紅葉を投げて落とす
・(きれいな)紅葉を持つ
・しずくを垂らせる
この3つだけでも紅葉アイディアとして
普通の写真や動画と一線を画す。

⓷今日の「素敵」   
■「選択できる」お店

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地元民に人気で「広めないで」というほどの
京都隠れカフェへ足を運ぶ。
抹茶を頼むと地元や全国の職人が練り上げた
個性溢れる茶碗の中から好きなものを選べる。

この「選べる」というお店のコンセプトが好きだ。
抹茶一つにしても、どの茶碗を選ぶかで
その時間その一品が自分だけのモノとなる。

モノ→コト→トキ消費と時代は変わっていく中で
同じ商品でも異なるように提供される、ここに
新しい飲食店やサービスの形があるように思える。

⓸今日の「学び」   
■情報格差社会の広がり

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「紅葉の永観堂」と名高い秋の名所。
どこのブログでも大体ランクインしている
The top of the topというだけもあり、
入場開始17:30直前で約1000人並んでいた。
僕は事前に「16:30に並ぶといい」と聞いていたから
待ち時間にして1時間待たないくらいで済んだが、
約1時間以上かけて回った後ですら
半数以上の列はそのままで
3時間待った人もいたという。

この体験を通じて僕は情報格差の広がりを肌に感じた。
最近ニュースで
「学校のテストを教科書持ち込み可にする取り組み」
が行われていると聞いた。
これは次世代の子供たちに求められる
「検索力」を鍛えるためだという。

平成前半生まれの僕としても
この検索力で正直経済力に差がついていると感じる。
地元の職人に囲まれて過ごす身としては
持続給付金やGOTO Eatを
使いこなせていない個人事業は
みんな廃業していったし、
楽しそうな写真を載せる友人の多くは
質の高い情報か鮮度のある情報を握っている。

但し、忘れちゃいけないのが
「人は目にしたものしか欲しがらない」という
どの時代にもおける世界の理だ。

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「憂国のモリアーティ」というミステリー作品がある。
犯罪コンサルタントとして自らの手を汚さず、
誰かの犯罪を手助け、
犯罪で世界を正すというストーリー。

その中で、
少年への連続暴行の犯人を推理するシーンで
この一言が使われた。
少年たちを知らない人物が
被害者たちを襲いたくなることはない。
少年たちを知る生活圏の中で
「欲しい」という衝動が生まれる、と。

この話が情報格差社会の根本なのだと思う。
知らないことが損をしていると知らないまま死ぬ
知らない限り欲しいとも思わない。

SNSを通じてインフルエンサーや
YouTuberが成功した原因は
この 知らない→知る という
認知の移行を自身が働きかけることで
「この人は私の知らないをなくしてくれる!」
という情報への欲を
自身の価値や人気を高める仕組みとして
うまく扱えたからだと考えられる。

⓹「今日」を振り返り 
■後悔しないために「知る」

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引用:壁紙.com

アメリカへ留学していたころ、
2度に渡るアメリカ大陸横断を敢行した。
当時の記憶は鮮明に、
今でも僕の人生の糧になっているが
動画撮影や現地情報等、もっと知っておけば
僕の人生はもっとよくできたと後悔している。
「あの時の限界」、ではなかったし。

京都旅行はまた行ける。
アメリカ横断もまた行けるかもしれない。
でも人生においてまたがない時は度々やってくる。
その時を後悔するかしないかは
僕は「どれだけ知れたか」にあると思うんだ。

誰かの死を前にして、
僕はこんなにこの人のことを知れていた、
こうなることを知っていたから心の準備もできた、
死という蓋然性を前にしても
知ることで悲しみを最小限にできる。

自分の死を前にして、
〇〇しておけばよかったと後悔することは
自分が〇〇をしなかった、という不作為よりも
「〇〇」を知ってしまったが最後
「〇〇した自分」を知らずに終わるから、
ここに起因すると思う。

この、どれだけ自分を、
誰かを知ることができるか、が
僕の中で幸せに繋がっていくことだと
知ることのできた1日だった。


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