2023年に出てくる新技術とは? Vol.1
睡眠のパーソナル化
「パーソナル」という言葉が耳に親しいのは2022年のトレンドが物語っているよね。これまでもサプリメントや、トレーニングなんかは、すでに業界の「パーソナル化」が進んでいたけど、ことコロナ期間を経て、空間的なパーソナル化が進んだと思うんだ。
2023年にパーソナル化されるのは「睡眠」
「ん、いまさら?w」とwを入力するのはやめてほしい。僕も同じ考え。
ただ、この考え方が広まっているのが大事なんだ。
これまでとの睡眠論vs若者の考え方
オックスフォード大学のラッセル・フォスター教授は、
「正しい睡眠方法はひとつではない」
そうした考え方が若い人を中心に広まっていることで
これまでの寝る前の明るいスクリーンはNG、7時間は寝る、といった
実験結果の一部神話を若者が切り開いていく、と考えている。
精神論に聞こえるラッセルさんの話を考察すると、
それはウェアラブル端末の普及率に関係している。
ウェアラブル利用が分析必要数に到達
僕の周りでもapple watch使っている人がすっっごく増えた。
2022年統計では国内の11%の人がウェアラブル端末を利用しているという。
(土台の確率)
利用率の推移データがないため、生産数の予測値でみても
2020年から国内サンプル数で最大1000万人分の睡眠データがとれる土台ができている。
(必要なデータ数)
5%の許容誤差=サンプル400人 と言われる中で
性別、年齢層(15~20,21~25 etc)、運動量、血圧、
2種*8層*5パターン*10範囲*400サンプル=320,000サンプル あると
一定のパーソナル化したデータが抽出できる。
(経過年数)
2020年から3年分のデータがとれたと仮定すると
これまでの「母集団に対して1年」「非デジタル時代の実験」を超える
精度の高い分析ができそうだね。
若者が睡眠データを取ろうする姿勢を持つことで、
こうした分析が進めやすくなったってこと。
だからパーソナル化できる2023年
そして、いよいよ2023年は、
「年齢や血圧といった一色な基礎分類」
ではなくて
「27歳の血圧平均をベースとして、
30%の過運動をした今日はいつもよりXX時間XX分睡眠が必要なので
就寝時間を基点に○○時にタイマーをセットします」
こうしたパーソナル化睡眠の提案サービスができる、と考えられるんだね。
Apple watchは公式で悪夢(nightmare)を感知して
睡眠障害に干渉するアプリを出しているし。
すでに睡眠のパーソナライズは始まっているということだねぇ!
所感:「視界」はどう活躍するか?
ウェアラブルで計測されとんのは現状
・脈拍数
・血中酸素
・歩行量
これが限界な中で、測定データの利用先がある程度限定されちゃってる。
今年追加されるだろうウェアラブル端末はグラス。
視界情報がビックデータに追加された時に
睡眠だけでない、生活の改善はどこまで進むのか、期待の一年だね。
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