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コンテッサ35の試し撮り

きのう奇蹟の復活を遂げたコンテッサ35
さっそくフィルムを通して撮影、現像まで一直線に進みました。

夜の美術館で


2回も書きそびれていましたが、このカメラ、シャッター速度はB・1~1/500。
1/500はのちのコンパクト機にもひけをとらないばかりか、フルマニュアルの機械式でバルブシャッターが使える、スローシャッターも自在なのは大きな利点と思います。
こういう暗い場所での撮影にはもってこいですが、絞り開放+スローシャッターの長時間露光で月を撮ると、輪郭がくっきり写せませんね。
しかしいきなりの夜間撮影でも、色合いが美しいですね。
樹木のライトアップって、演出次第でどぎつくみえることもありますが、ガラス越しだと、それほどでもないかなという気がします。

謎の光線引き発生するも

翌日の昼間。午前中は快晴。

なんとなくカブってるなあ
これの直前のカットは真っ白でした

住宅街の高台に上って写した数枚、なにがあったのか?
裏蓋ロックになにかあったかな、と現像結果みて疑うも確証なし。


若干歪曲はあるようだ。そりゃ、あるだろう。
「いつものカメラ屋さん」

重厚な操作感と、気になること…でもね

さて、撮影に持ち出してはじめて気づいた、使用感…ではないですね操作感について記してみます。
以前書いたように、1950年代前半に製造されたコンテッサ。
やはり工業製品では定評のある(いまどきの自動車は知らん)ドイツ、当時の西独製品らしく、可動部の建てつけや動作は節度がありながら固くはなくスムーズかつ重厚、ガタはほとんどない。
加工精度の高さがうかがえる部分です。
外見も動作も、同じ敗戦国である当時の日本製品のような安っぽさは微塵も感じられない。
よく角が尖っているカメラが多いアクセサリシューにしても、指でなでても引っかかりはまったくなく、伯爵夫人の名と、気品あふれる外観にふさわしい高級な(高級「感」ではない)丁寧な仕上がりとなっています。

唯一まだよくわかってないのがフィルムカウンター。
きのう逆算式と書いてしまいましたが、ほんとはどうなんでしょ。
きょうになり、2本目を撮影中もよくわからず、手動セットでスタート位置に戻して巻き上げたら、ノブがくるくるくるくる回る回る、いじってはいけない時に回したようで、数枚分むだにしてしまった模様。
そもそもカウンターの動きが渋いのか、調子がわるいのか知らんけど。
70年以上前の製品で、当然日本語の取説はおろか本国版のマヌアルもまず入手できないだろうから、わからなくて当然かもね。
そこを詳説したウェブサイトにも行き着いてなく。

でもね、やはりカメラは写真が撮れなくては意味がないから
撮れるようになったのがめっちゃ嬉しい。
幸せ者です、あたくし。

Film:Lomography Color Negative 100(2018年期限)

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