PENTAX Q7をお迎えした
以前手放したカメラがまた気になりだす。
この症状はあたしだけのものなのでしょうか。
カメラ5台売却して
昨年末あたりから、1台しか常駐させてないデジの入れ替えを考えはじめた。
またわるい虫が疼き出したのだ。
約一年、マイクロフォーサーズのオリンパスペンE-P3を使ってきた。
写りのよさほか、非の打ち所がないカメラだったけど、不満がひとつだけあってね。
funな要素だけは乏しいかな…
なんともないものねだりな不満だが。
そのうち、webを渡り歩いていると、たんにバッテリーの持ちが良くない程度の理由で手放した、以前使っていたミラーレスカメラが気になって仕方なくてね。
暇があれば奥を見張る日々が再びきた。
それで年末、いつものカメラ屋さんにE-P3と単焦点レンズ、まったく出番のないカメラとペンFT用40mm f1.4なんかを持ち込んだ。
結構いい買取価格を提示され、気をよくしていたら、店頭にいま気になってるデジの交換レンズが一個だけあって、さきに確保した。
年明け、ようやくあと3台の売却に踏み切った。
なにとなにであるかは言わないでおくよ。
今回もまた、カメラに助けられた。
特にオリのご威光は、かなりのものだった。
その予算内で、ようやく自分に手の届く価格で落としたのが、このペンタックス Q7なのでした。
ペンタックスQマウントとあたし
最初Q10を買ったのが6年ほど前。
それと入れ替えに初代Qを買った経緯は、あんまりnoteには書いてなかったと思う。
友人知人にも、おしゃまと言えばフィルムの人というイメージが定着していますし。
だから、いつさよならしたか、はっきりした記録が見当たらない。
Dマウントレンズで、プアマンズマウントアダプタ遊び(失礼)をしようと思ったのは確かで、ある古書店で見つけたヤシカの8mmムービーカメラを、レンズ目当てで買ったあと、たぶん急に火が消えた、のではなかったかな。
それからも、3本のDマウントレンズとアダプタは手許に残していた。
売っても二束三文だろうし。
でっ Q7はというと、説明に動作やレンズの状態の記載がまるでなく、充電器ほかも無さそうだったから、安く落札できたのではないか。
かくなる上は、カメラ本体が届く前に、USBから充電できる社外充電器+バッテリーを確保しておいた。
電池交換は頻繁にあることは知ってるからね。
そして落札品が届きました。
すぐに充電していた電池を入れると、なんなく電源が入りました。
設定から撮影まで、ほぼ問題ないと判断しました。
当たり!
いいですね、この愛玩物のような小さなボディとレンズ。
先に買った04 TOY LENS WIDEと交換して、早速撮影開始。
04 TOY LENS WIDEというレンズ
大きい…ちいさなQシリーズだから絶対的には小さいのですが比較の上では大きめに感じる、 02 STANDARD ZOOMは、今回まだあんまり使っていない。
まあまだ二日目でもあり、いずれ積極的に登用する場面もあるだろうけど。
もともと35mm判換算で焦点距離が35mmより長めのレンズのカメラばかり重用してきた(その割には標準レンズなるものが苦手)んで、広角「寄り」の焦点距離に慣れている。
よってワイドと名づけられてはいるものの、Q7の1/1.7型センサー(Q10までは1/2.3型、もっと小さかった)で、35mm判換算で33mmというほどよい広さが使いやすい。
「使いやすい」とはいえ、ミラーレス機でマニュアルフォーカスというのは、いくら拡大表示をONにしても(設定すると十字キー中央のOKボタンで拡大される)慣れが必要ですわ。
ただでさえしょぼいと言われる本機の液晶モニターでもあり。
とはいえ、最短撮影距離が70mmって、Qマウントレンズでは群を抜いて短い。テーブルフォトがどうしても多くなる日常では、これはありがたい。
絞りはf7.1固定、暗い場所ではともかくピントは合いやすい気がするんですが、ヘリコイドが軽すぎてよく合う位置で止めておけない。
しかしそれだと大きく外す場面も多い。
しかし、メーカー自ら、デジでもAFでなくてもいいじゃないか、と提案していたのは愉快ですね。
あえてときには不便を楽しむデジもあっていい。
このへんの遊び心がfunなのだと感じる。
スマートエフェクト?
カメラ前面、左手で操作するクイックダイヤルには、スマートエフェクトを割り当てるのが定番なのかな。
まだ、これらをどう使うべきか、使い道がほんとにあるのか、わかってません。
クロスプロセスだけは興味がある。一回レリーズするごとにパラメーターが変わるんだとか。
操作感はとても良い
なんだか後回しになりますけど
Qシリーズのボディのダイヤル、クリックストップの感触が軽すぎず重すぎずで、とても好印象です。
誤操作のもとの、要らずもがなのタッチパネルとかがないのも良い。
物理ボタンの良さは、スマホ時代のいまでも色褪せないと思うんだけどなあ。
車の空調パネルがタッチパネルとか、ありえないよね。脇見の原因になるよ。
手を伸ばせばそこにダイヤルかボタンがあり、目視せずとも設定値がわかるありがたみ。
まあ本機でも数値はモニター見る必要はあるけどね。
カメラがあると、元気が出ます。
前の記事でもお分かりかなと思いますが、じぶんの写真との向き合い方に悩んだりしています。
思ったようにできあがる絵(写真)をコントロールできてない、メインがフィルムだからとはいえ偶然性に頼りすぎで、ほんとに撮りたかった印象をうまく捉えていないと思っています。
その練習をミラーレスでできるの?と言われると、これまた心許ないのではありますが、少なくとも失敗かどうかは、すぐわかりますからね。
フィルムカメラは、当面少数精鋭でいきます!
同時に二台にフィルム詰めても、使うあたしは一人しかいませんからね。
春になれば、また旅に…ツーリングに行って写真を撮りたい。
それまでいろいろ生活の立て直しもあるので、しばらく更新はQ7が中心になるかも知れません。
気軽にシャッター押しやすいのはデジの特色。
フィルム代ケチるわけじゃないけど、日常の記録だとご覧のように同工異曲だし、だからといってカメラで写真を撮ること自体を減らすのは、なんとも寂しすぎます。
常に身近にあって、ただの家電やスマホとは違う存在感と遊び心があるのが嬉しいカメラとして、Q7を選んでみました。
当然フィルムでもいままで通り撮影していきますので、また見にきてくださいませ。