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認知度が低い資格だからブルーオーシャンで開業できる?

この記事は、出産後に国家資格を持っているにも関わらず、保育園もパートも落ちたママが個人事業主として進むリアルな様子を綴っていくシリーズです。

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記事は週に1回、随時追加していきます。


今日の内容はこんな方におすすめ☆

✅独立開業がしたいが迷っている
✅なにをすべきかわからない
✅開業ってなにするの?
✅開業するための考え方が知りたい


昨日、言語聴覚士が全然知られていない職業だという記事を書きました。


今回はシリーズ第5回目

☑️そんな認知度が低い職業の進む道は安泰?
☑️どの分野で開業すべき?
について考えていきます。


ブルーオーシャンという言葉はビジネス用語ですよね。

ブルー・オーシャン戦略とは、従来存在しなかったまったく新しい市場を生み出すことで、新領域に事業を展開していく戦略です。新市場を創造することにより、他社と競合することなく事業を展開することが可能になります。この概念は、W・チャン・キムとレネ・モボルニュによって提唱されました。

野村総合研究所

医療・福祉の世界であまりビジネスを匂わすと割と(特に同職種から)嫌がられがちですが、あえて触れてみたいと思います。


職域と現状


言語聴覚士は、リハビリ職の中では比較的新しい資格ですが、国家資格となってからすでに20年以上が経過しています。

急速な高齢化社会の到来を迎え、言語聴覚士の早急な国家資格化が必要であるということで、1997年12月の国会で言語聴覚士法が制定されました。

日本言語聴覚士協会


つまり、元から成人(高齢者)に必要だろうと考えて作られた国家資格なのです。


それを証明しているかのようなグラフがこちら。

日本言語聴覚士協会


現在の言語聴覚士が関わっているのは、
成人が圧倒的多数を占めていますよね。


では、小児分野での需要はないのでしょうか?


そんなことはありません。

近年では特にネットの普及もあり、世間も「発達障害」や「療育」への関心が非常に高くなってきています。

中でも、「言葉の遅れ」を気にしている親御さんは非常に多いです。


このことから、言語聴覚士は成人分野、小児分野ともに需要がある仕事だといえます。


しかし、成人分野と小児分野で明らかに供給の偏りがあるのは明らかですよね。

特に、聴覚分野の少なさには驚きですよね。


偏っているのはなぜ?


このようなことが起きる理由は、こちらの画像を見ればわかります。

言語聴覚士資格ができた年の人口ピラミッド


今年の人口ピラミッド


明らかに若年層が少なくなっていますよね。

これが、さらに20年後どうなっているか予測を見てみましょう。

20年後の人口ピラミッド


さらに若年層が少なくなり、高齢者と呼ばれる65歳以上が明らかに増えていますよね。

つまり、これからどんなに言語聴覚士になる若い人が増えたとしても、需要も同じように増えていくため成人分野が完全に充足することは難しい。

よって、必然的に小児分野に向かう人材の確保も難しいのでは。


このように推測できます。


じゃあ小児分野で言語の開業をすれば将来は絶対に安泰!という簡単な話ではないのです。

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