認知度が低い資格だからブルーオーシャンで開業できる?
この記事は、出産後に国家資格を持っているにも関わらず、保育園もパートも落ちたママが個人事業主として進むリアルな様子を綴っていくシリーズです。
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昨日、言語聴覚士が全然知られていない職業だという記事を書きました。
今回はシリーズ第5回目
☑️そんな認知度が低い職業の進む道は安泰?
☑️どの分野で開業すべき?
について考えていきます。
ブルーオーシャンという言葉はビジネス用語ですよね。
医療・福祉の世界であまりビジネスを匂わすと割と(特に同職種から)嫌がられがちですが、あえて触れてみたいと思います。
職域と現状
言語聴覚士は、リハビリ職の中では比較的新しい資格ですが、国家資格となってからすでに20年以上が経過しています。
つまり、元から成人(高齢者)に必要だろうと考えて作られた国家資格なのです。
それを証明しているかのようなグラフがこちら。
現在の言語聴覚士が関わっているのは、
成人が圧倒的多数を占めていますよね。
では、小児分野での需要はないのでしょうか?
そんなことはありません。
近年では特にネットの普及もあり、世間も「発達障害」や「療育」への関心が非常に高くなってきています。
中でも、「言葉の遅れ」を気にしている親御さんは非常に多いです。
このことから、言語聴覚士は成人分野、小児分野ともに需要がある仕事だといえます。
しかし、成人分野と小児分野で明らかに供給の偏りがあるのは明らかですよね。
特に、聴覚分野の少なさには驚きですよね。
偏っているのはなぜ?
このようなことが起きる理由は、こちらの画像を見ればわかります。
明らかに若年層が少なくなっていますよね。
これが、さらに20年後どうなっているか予測を見てみましょう。
さらに若年層が少なくなり、高齢者と呼ばれる65歳以上が明らかに増えていますよね。
つまり、これからどんなに言語聴覚士になる若い人が増えたとしても、需要も同じように増えていくため成人分野が完全に充足することは難しい。
よって、必然的に小児分野に向かう人材の確保も難しいのでは。
このように推測できます。
じゃあ小児分野で言語の開業をすれば将来は絶対に安泰!という簡単な話ではないのです。
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