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【オフライン開催リポート】ART JOB FAIR2025

2025年2月1日・2日の2日間、「ART JOB FAIR 2025」が開催され、そのプログラムの一つとして「おしゃべり会 for 地方アートワーカー」を実施しました。このおしゃべり会は、「おしゃべり会 for 地方制作者」のART JOB FAIR特別版として、対象を地方で活動するアートワーカー全般に広げたものです。


ART JOB FAIRとは…?

ART JOB FAIR」は、文化芸術分野に特化した国内唯一のジョブフェアとして、アートワーカーのキャリア形成や仕事探しをサポートするため2023年にスタートしました。 3回目の今回は、TODA HALL & CONFERENCE TOKYOで開催され、文化芸術団体の出展ブースや、活動の悩みや困りごとを相談できる場所、トークイベントなどが催され、多くの求職者や文化芸術関係者が集まりました。


今回は、俳優でワークショップファシリテーターの傳田うにさんをおしゃべりサポート役に迎え、参加者同士がリラックスして話せる場をつくりました。

まずはアイスブレイクとして名前を呼び合うシアターゲームを実施し、場を和ませました。その後、参加者は別のシアターゲームによってランダムに2つのグループに分かれ、自己紹介を交えながら、関心のあるテーマや現在抱えている悩みについて自由に話し合いました。
グループごとの対話が終わった後は、話した内容を付箋に書き出して可視化し、全体でシェア。最後に、名刺交換や自由な交流の時間を設け、参加者同士がつながりを深める機会を作りました。

アートジョブフェアという場には、仕事やキャリアについて悩みや想いを抱えている方が多く、参加者皆さんの切実さが伝わってきました。特に若い世代は、気軽に相談できる場が少ない、もしくは存在を知らないという現状があり、このような垣根のない場の必要性を強く感じました。
また、おしゃべり会終了後も参加者同士が会話を続け、新しいつながりが生まれていたのが印象的でした。こうした自然な交流が生まれる場を提供できたことを、企画者として嬉しく思います。
今後も、地方で活動するアートワーカーや舞台制作者が安心して話せる場をつくり、ネットワークを広げるきっかけを提供していきたい、と考えています。
参加していただいたみなさん、開催にご協力いただいたみなさん、気にかけてくださっていたみなさん、ありがとうございました。


それぞれの話に耳を傾けます
だんだん緊張もほぐれてきます
対話が止まった時には事前に用意した複数のサンプルトークテーマを活用しました
話した内容を全体でシェア中

参加者の声(一部抜粋)

  • 知り合いがいない場だったが、他の求職者の考えを知りたくて参加。結果として深く知れたし、今後話を聞きたい人とも出会えた。

  • 仕事や将来の悩みを気軽に話せる場だった。普段話しにくい個人的な悩みもカジュアルに共有できたのが良かった。

  • 地元ではアート関係の知り合いが少ないが、ここで出会えたことでモチベーションが上がった。

  • シアターゲームを使ったアイスブレイクが良かった。演劇系以外の参加者には新鮮だったと思う。ただ、話しやすい人とそうでない人の差が気になった。

  • 世代やジャンルの異なる人と話せたのが新鮮。若い世代は気軽に悩みを話せる場が少なく、対話の大切さを実感した。

  • 舞台芸術の仕事をしているが、他ジャンルや地域の人と情報交換ができて満足。業界の不安や悩みも共有できたのが良かった。

  • 時間が足りなかった!もっと話したかった。


1日目(2/1)に参加の皆さん
2日目(2/2)に参加の皆さん

概要

vol.11 for地方アートワーカー~ART JOB FAIR2025特別編~
日時:2025年2月1日(土)16:00〜17:15/2日(日)15:00〜16:15
場所:ART JOB FAIR2025
   TODA HALL & CONFERENCE TOKYO HALL B
参加者数:2/1(土) 14名、2/2(日) 12名
参加者の所在地:山口、静岡、東京、千葉、京都、埼玉、岐阜、愛知、トロント(カナダ)
おしゃべりサポート:伊藤美笑子、傳田うに
協力:特定非営利活動法人舞台芸術制作者オープンネットワーク

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