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47歳マンガ家志望 面白いストーリーを作るカギは映画の予告編にあるかもしれない。
今日は「面白いストーリーをどう作るか」について最近気が付いたことについて書いてみようと思います。
僕は絵こそ沢山描いてきたので何とか人に楽しんでもらえるものを作れてはいるのですが、マンガのストーリーとなるとまだまだ面白いものを書けている自信はないですし、実際そうだと思います。
大学で映像を専攻してたので、シナリオの作り方を中心に物語の構造や、構成をどう作っていくかなどを「勉強」はしてきました。
けど結局納得のいく「面白いストーリー」の作り方を見つけることはできず、作品を作るたびに毎回、手当たり次第に色んなやり方に手を出して、何とか思いついたものを形にするしかりませんでした。
そんな中最近、作家の石田衣良のYoutubeを見ていた時に「面白いストーリーの作り方」のヒントを得ました。
その動画の中で石田衣良がたとえ話のなかで「ある男子高校生のカップルが、生きにくい世の中を憂えて学校の屋上から互いの手をひもで結んで一緒に飛び降りて死のうとする、その瞬間、片方は勇者として、もう片方は魔王として異世界に転生する」というBL作品のアイディアを即興で話していました。そのとき僕は「へー、こんな面白い話を即興で作るなんてさすがベストセラー作家だなあ」とぼんやり思ったのですが、その直後、「あれ?なんか変だぞ、まだアイディアだけで面白い話自体はまだ作ってないじゃん」と思いました。つまりどいうことかというと、石田衣良が即興で口にした物語は「おもしろい話」ではなく「おもしろそうな話」だったということに気が付いたのです。
石田衣良が話したのは「おもしろさの種」になるもので、「おもしろい話そのもの」ではなかったのに、それを僕は勝手に自分の中で育てて、きっとこんな展開になるんだろうなとか、こんな結末も考えられるなとか、瞬時に組み立てて「おもしろい話」として受け取ってしまったのです。
要するに石田衣良がだした「フリ」に対して勝手に「オチ」を考えたということです。
今までお話を考えるときに、どういう「オチ」にするのかと「オチ」ばかりに注目して考えていたんですが、いい「オチ」を思いつくにはむしろ「フリ」こそが重要だということだということに気が付いたのです。
そして、この「フリ」を自分で思いつくことができれば面白い話を作っれるのでは?と思ったのです。
問題はどうやったらこの「フリ」を想いつけるかなのですが、考えているうちに石田衣良が話した物語のアイディアと僕が勝手に想像した物語はちょうど、映画の「予告編」と「本編」の関係と同じだということに気づいて、とにかく面白そうな「予告編」作ることができれば、面白い「本編」を作ることができるんじゃないかという結論にたどり着きました。
じゃあ「おもしろそうな予告編」をどう作るかですが、今はまだその答えには至っていません。なのでそれ自体はこれから研究していくのですが、幸いYoutubeには無数の映画の予告編があるので、それを片っ端から見て面白そうだと思ったものを分析して、共通点やそう感じるための条件を洗い出していけば作れるんじゃないかと思っています。
今描いているマンガが完成したらこの方法を試してみようと思います。うまくいったらその過程も含めてここにまた書こうとおもいます。
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今日の進捗
投稿用マンガ、下書きを進めました。
以上です。
皆さんよい一日を。