VALVE INDEX 専用レンズを作ったら最高だった

前回のこの記事の続報です。

結論を言うと、最高でした!VALVE INDEX を買ったなら絶対に作るべきですね。世界がガラリと変わりました。ガッチリフィットしてズレとかに気を使う必要が無くなるので、HMD の脱着が眼鏡をかけるみたいな気楽さになります。そして眼科の処方箋通りに作ったレンズなので視界のクリア感が全く違いますし、眼鏡やリーフツアラーよりも視界がかなり広がる感じがします。リーフツアラーもよく見えて普段は困らないのですが、Vket などで文字を読もうとすると、やはり乱視補正が無いのがつらいです。額の部分に当たって痛くなるようなことも全くありませんし、ほんと最高です!

とはいえ、アリババ(Aliexpress)の中華通販に大半の日本人は馴染みが無いと思いますし、私も非常にいろいろ不安だったので、記事としてまとめてみました。

前回記事のおさらい

3DプリンタによるVR用メガネフレーム

の記述に従い、DMM.maker でフレームを注文。

また、Aliexpress で対応している型番の眼鏡を注文しました。注文時には眼科の処方箋が必要なので面倒ですが、ちゃんとしたレンズはやはり全然違うのでちゃんと計測してもらいましょう!ついでに VR の重要設定項目の IPD(瞳孔間距離。これは VR 用語で、眼科用語だと PD(瞳孔距離)になります)も正確にわかります。

3/31 時点では 6025 円(54.6 USD、1 ドル 110.348 円)で引き落とされていました。注文画面だと適用したはずの 3 ドルクーポンが適用されてないように見えましたが、ちゃんと 54 ドルで引き落とされていました。(適当だなあ。)

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この時、注文が日本語と簡単 UI で楽そうなので眼鏡一式の方を注文しましたが、後述するようにレンズをフレームから外すのにかなり苦労しましたし、その際に新品ピカピカのフレームを壊してしまいかなり罪悪感があったので、できればレンズのみ注文した方が良いと思います…。

納期

DMM.maker はすぐ届きます。3/31(火)注文、4/2(木)制作開始、4/4(土)に発送されたようですが、私は会社で受け取っているので、実際に受け取れたのは 4/7(月)でした。

レンズの方は以下のような流れでした。アリババは、商品は届かなくて当たり前、その場合は返金すれば良いでしょという思想のようで、日本や Amazon のサービス品質に慣れていると面喰いますが、これはこれで合理的で面白い思想だと思います。

3/31(火)注文。確認、代金引き落とし等の内容のメールが到着。

4/7(火)発送のお知らせメール到着。このメールに「注文を追跡する」という URL があり、もし 3 週間(21 日)経っても商品が届かなかったら、以下をクリックして返金手続きしてね、みたいな感じになります。

4/15(水)日本に届いたことのお知らせメール到着。

4/17(金)発送済みメール到着。このメールに「Confirm Goods Received」リンクがあり、これを押して手続きすると、取引が完了になります。忘れずに絶対に行いましょう。ここがアリババの最大の特徴だと思います。

現在はリモートワークなので、久しぶりに商品を回収しに会社に行きました。無事に受け取り、内容を確認後、Confirm しました。Feedback も一応しましたが、なんかまだ完了してないよ、とか言われて???。まあ Confirm さえできていれば良いのかな。(Feedback は何回でも送れるようで、そういう UI になっていて、少々わかりにくい感じです。)

商品の確認

DMM.maker はプチプチに包まれた状態でプリント済みのフレームが送られてきました。非常に簡素な梱包。

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眼鏡は 6000 円という値段で、梱包はビニールで包まれただけでしたが、思っていたよりもちゃんとしていて高級感あります。

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当然ですがフィッティングが全く行われていないので、鼻当てが工場出荷時のままです。これ、普通に眼鏡として使おうとした場合、どうするんでしょうね…?(おそらく眼鏡屋さんが注文して、フィッティングして日本で販売するような感じが想定されていて、その原価に近く購入できるから安いのかなあ?)

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いざ組み立て

精密ドライバーがあれば簡単に外れるかなと予想していたのですが、非常に苦労しました。手持ちの精密ドライバーがもう 10 年ぐらい使ってなかったのでボロボロに錆びていたようで、1 つ目のネジを何とか外して(かなり固い)、2 つ目に悪戦苦闘している際に、全てのプラスドライバーの先端が壊れてしまいました。小さいマイナスドライバーでなんとかならないかな…とか悪あがきしてみたのですが、既にネジ山をなめてしまっていたようで…こうなるともうどうせ使えない(もともとフィッティングもされてないし、使い道無いのですが…)んだからと、ニッパーでネジの部分を丸ごと切断して外しました。その際にフレームが曲がってしまって悲惨なことに…。ちゃんとネジを外した方も、若干緩むだけなので、けっこう力を込めてレンズを外す必要があり、怖いです。

万が一このフレームを作った方、工場でレンズをはめ込んだ方が見たら悲しむだろうと、画像を載せるのは少々気が引けるのですが、おそらく中国の方がこのブログを読む可能性は限りなく低いと思われるので、供養のために載せてみます…。南無…。

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ピカピカの眼鏡を壊してしまったり、不要なフレームを捨てるのはかなり罪悪感あるので、できればレンズだけ注文した方が良いです!(二回目)

そんなこんなで、なんとかレンズは取れたので、サイトの動画を見ながら組み立てます。最初スカスカな感じで 3D プリンタの精度とかが不安になりますが、ちゃんとはめるとしっかりはまりました。

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装着は簡単で、ここが一番不安だったのですが、ちゃんとガッチリハマります。3D プリンタでこういう柔軟性が要求されるようなものも作れるんだなあと感心。

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以上です。レンズをフレームから外す所以外は簡単でした。レンズ単体で注文しましょう!(三回目)

その他の専用レンズへのリンク集

私はこの 3D プリンタフレームで満足していますが、DIY で苦労したくないという人には、以下のようなサイトもあるようです。参考までに。
(私はどのサイトも未確認です。)

VRsatile

現在は終了しているクラウドファンディングですが、将来的には製品版も出そうです。

WIDMOvr

いろいろあるようですが、これが比較的評判良い?(検索すると、5ch の VALVE INDEX スレがヒット。)ポーランドの会社のようで、新型某ウイルス(名前を出すと note トップに警告文が出てしまう)の影響が不安ですが、一応日本は shipping 可能リストに入っているようです。

VR Lens Lab

検索でヒットしたので、リンクのみ。いろいろありますね。

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