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痔ろう闘病記①「違和感は突然に」

働き盛りの頃、突然、痔(痔ろう)になりました。
これは悩みに悩んで手術し、
元の生活を取り戻すまでの闘病記です。
同じ症状で悩み苦しんでいる人のお力になれれば。

※この記事では2016年頃の出来事を書いています。
 登場する病院や先生は当時の情報ですので、
 お間違えのないようご注意ください。

違和感は突然やってきた

ある日のこと。
小便終わりに肛門をキュッと締めると、
なんだか嫌な感覚があった。
音でいうと「ピキン!」だろうか
(音はでないけど。そんなイメージ)

なにかを巻き込んで肛門が閉じた。
そんな感覚である。
閉じたときに何かが挟まったのだろうか。
はじめての感覚であり、
なんだか気味が悪かった。

ふとしたときに肛門が「ピキン!」

ピキン!は小便の度に起きるわけではない。
発生頻度は5回に1度くらいだろうか。
忘れかけ油断した時に起きる。
ピキン!

この時はまだ痛みは無い。
肛門がギュッ!と、なんとも不気味なのである。
とにかく未知の感覚は怖いのだ。

肛門に力が入ったら抽選開始

なんと、ピキンはトイレのときだけではなかった。
肛門に力が入ったら抽選が開始されるのだ。
当選したらピキン!だ。
肛門筋は様々な場面で使われている。
この時、身をもって知った。

「これはたまたまだ。もう起きない。」

怖い。
とにかく怖いのだ。
もう怖さで変になっていた。
「これはたまたまだ。もう起きない。」
自分に原因の説明がつかず、
もう無かったことにした。

痛みがでた。

数日後、なんだかわからないが痛みがあった。
少し横になって寝込んだほどだ。
ただ、湯船につかると楽になったので、
とにかく肛門を温めていた。

今思うと、この頃と後では痛みの質が違った。
この頃は「痔ろうトンネル掘削中」の痛みかもしれない。
推測でしかないけど。

長い距離を歩くと痛い。
もちろん、滑り台は無理である。
「もう一人で滑り出す頃だよ」
幼稚園では子供に厳しい父の一面を見せた。

メンソレ塗る

痛んだ日はメンソレータムを肛門に塗った。
今まで、たくさん歩いた日などに、
肛門周りが擦れてヒリヒリする事があった。
そんな時はメンソレータムを塗ると落ち着いてた。
「これは股擦れに違いない(キリッとした表情)」
痛みは改善されず、ピキンも止まりません。

下記へつづく

あとがき

このときは「痔ろう」なんて症状知りませんでした。
まさか手術が必要になるなんて思ってもいません。
ただ、ピキンの状態がとにかく気味悪いので、
痔について調べはじめた頃ですね。

知り合いに「痔っぽいんだよ」と言うと、
「とにかく押し戻せ」と言われ、
「戻せって・・? 何を??」と混乱してました。
それぐらい痔について無知でした。


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